明治37年創業の松緑酒造
松緑酒造の歴史は、1904年(明治37年)に始まります。酒蔵として日本酒を造り始める以前から、江戸時代より酒母造りに携わっており、長い年月にわたって酒造りに関わる技術を培ってきました。
弘前城の西側にある小さな酒蔵で、昔から受け継いできた技術を大切にしながら、新しい日本酒の可能性にも挑戦しています。その代表的なシリーズが「六根」です。
岩木山の湧水が支える酒造り
「六根」の仕込み水には、白神山地系・岩木山の湧水が使用されています。豊かな自然に恵まれた青森ならではの水を生かし、米の旨みや香りを引き出した日本酒に仕上げています。
日本酒造りにおいて水は重要な要素の一つです。岩木山の湧水を仕込み水に使うことで、弘前の土地と自然に根差した地酒としての個性を生み出しています。
甘み・酸味・ボディが調和した味わい
「六根」の味わいは、ふわりと広がる甘みと爽やかな酸味、そしてしっかりとしたボディがバランスよく調和しているのが特徴です。
香りは華やかで、口に含むとやさしい甘みが感じられ、その後に爽やかな酸味が広がります。軽やかなだけではなく、しっかりとした飲み応えも備えているため、香りと味わいの両方をじっくり楽しめる日本酒です。
「六根」に込められた名前の意味
ブランド名の「六根」は、仏教の言葉である「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」に由来しています。
仏教では、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感に加え、心を第六の感覚として捉える考え方があります。「六根」という名前には、五感だけではなく心を通して本物を感じ、理解するという意味が込められています。
心を込めて造り、心で感じて飲む酒
「六根」は、こうした考え方をもとに、心を込めて造り、心で感じながら味わってほしい酒という思いから名付けられました。単に味や香りを楽しむだけではなく、造り手の思いや酒が生まれた土地の風土まで感じながら味わうことができる日本酒です。
純米吟醸を中心に多彩なラインアップ
「六根」には、純米吟醸を中心として、純米大吟醸や純米酒などが揃っています。使用する酒米も一種類に限らず、山田錦やむつほまれなど、それぞれ異なる米を使った銘柄が展開されています。
酒米が変われば、日本酒の香りや味わいにも違いが生まれます。複数の銘柄を飲み比べながら、それぞれの個性を楽しめるのも「六根」シリーズの面白さです。
宝石の名前が付けられた銘柄
「六根」シリーズには、ダイヤモンド、ルビー、オニキス、サファイヤなど、宝石の名前が付けられている銘柄があります。美しい宝石を思わせる名前は、それぞれの日本酒を選ぶ楽しさにもつながっています。
同じ「六根」というブランドでも、使用する米や酒質によって個性が異なるため、宝石の名前を手がかりにお気に入りの一本を探してみるのもおすすめです。
弘前から生まれる次世代の青森地酒
日本酒「六根」は、江戸時代から酒母造りに携わり、明治37年に日本酒製造へと転換した松緑酒造の伝統を背景に生まれた日本酒シリーズです。岩木山の湧水を仕込み水に使い、華やかな香りとふわりとした甘み、爽やかな酸味、しっかりとしたボディを調和させています。
さらに、「六根清浄」に由来するブランド名には、五感だけでなく心で酒を感じてほしいという思いが込められています。純米吟醸、純米大吟醸、純米酒などの幅広いラインアップに加え、山田錦やむつほまれなど使用米の違いも楽しめます。
弘前の歴史ある酒造りと、現代的な感性が融合した「六根」。華やかな香りを楽しみながら、青森の自然と酒蔵のこだわりを感じられる、これからの青森地酒を代表するシリーズです。