三沢沖の豊かな漁場で育つスルメイカ
三沢市は青森県東部に位置し、太平洋に面しています。沖合にはスルメイカが漁獲される優れた漁場が広がっており、三沢昼いかは三沢沖の海の恵みを代表する水産物のひとつです。
青森県はイカの漁獲量が多いことで知られ、県を代表する海産物のひとつとしてイカが親しまれてきました。その中でも三沢昼いかは、漁獲する時間帯と迅速な流通によって、鮮度を大きな特徴としています。
「昼いか」と呼ばれる理由
三沢昼いかは、その名前からも分かるように主に昼間に漁獲されるスルメイカです。水揚げ後は三沢漁港へ運ばれ、午後から夕方にかけて荷揚げされます。
そして競りにかけられた後、地元の飲食店や小売店などへと運ばれます。新鮮な魚介類は時間との勝負でもありますが、三沢昼いかは漁獲から販売までのスピードを生かして、新鮮な状態で消費者に届けられています。
東京にも翌朝には届く鮮度
三沢昼いかの流通先は、三沢市内や青森県内だけではありません。関東方面へも大型トラックで運ばれ、翌朝には東京の市場や小売店などに並ぶほど、スピーディーな流通が行われています。
漁港で水揚げされたイカが競りにかけられ、その日のうちに出荷され、遠く離れた関東にも届けられる。この迅速な流通によって、三沢昼いかは遠方でも高い鮮度を保ったまま味わえるイカとして知られるようになりました。
市場で評価された「赤とんぼ」の愛称
三沢昼いかには、もうひとつ「赤とんぼ」という親しみのある呼び名があります。
三沢昼いかを入れるイカ箱には、三沢とゆかりの深い「ミス・ビードル号」のステッカーが貼られていました。ミス・ビードル号は、当時の三沢村からアメリカ・ワシントン州へ飛行し、日本からアメリカ本土までの太平洋無着陸飛行に成功した飛行機です。
このステッカーが目印となったことから、築地市場で働く人たちの間で三沢から届くイカが「赤とんぼ」と呼ばれるようになり、親しまれていったといわれています。
三沢昼いかを味わうなら「活イカ刺」
三沢昼いかの鮮度を存分に楽しむなら、ぜひ味わいたいのが活イカ刺です。三沢漁港で夕方に水揚げされた活イカを、生きた状態で仕入れ、刺身として提供します。
新鮮なスルメイカならではの歯ごたえと、噛むほどに広がる甘味が魅力です。一般的なイカ刺しとはひと味違う、鮮度の高さを感じられる食べ方といえるでしょう。
肝醤油で味わう濃厚な旨味
活イカ刺の楽しみ方のひとつが、肝醤油です。イカの肝ならではの濃厚な風味を醤油に合わせ、新鮮なイカの刺身につけて味わいます。
コリコリとしたイカの身と、肝の濃厚な旨味が組み合わさることで、通常の醤油とは異なる深い味わいを楽しめます。新鮮な三沢昼いかだからこそ味わいたい、贅沢な食べ方です。
三沢市内の飲食店で楽しむ活イカ
三沢市内には、水揚げされた活イカを仕入れて、活イカ刺として提供する飲食店があります。夕方に三沢漁港へ水揚げされたイカを新鮮な状態で味わえるため、三沢を訪れた際のグルメとしてもおすすめです。
その日に水揚げされたイカを味わうことで、太平洋に面した三沢ならではの海の恵みをより身近に感じることができます。鮮度のよいイカは、身の食感や甘味が際立つため、シンプルな刺身だからこそ素材の良さが分かります。
漁港から食卓へ、鮮度を届ける三沢の名物
三沢昼いかは、三沢沖で昼間に漁獲されたスルメイカを、漁港で素早く荷揚げして競りにかけ、飲食店や小売店へ迅速に届けることで、高い鮮度を生かしたブランドイカです。
三沢から関東へも大型トラックで運ばれ、翌朝には市場や小売店に並ぶというスピーディーな流通は、三沢昼いかの大きな特徴です。イカ箱に貼られたミス・ビードル号のステッカーをきっかけに、築地市場で「赤とんぼ」と呼ばれるようになったというエピソードも、三沢と市場を結ぶ歴史を感じさせます。
そして、三沢昼いかの魅力を最も分かりやすく味わえるのが、夕方に水揚げされた活イカを使った活イカ刺です。コリコリとした歯ごたえと自然な甘味を楽しみ、さらに肝醤油で味わえば、三沢の海が育んだ新鮮なイカの魅力を存分に堪能できます。
三沢を訪れた際には、ぜひ地元の飲食店で新鮮な「三沢昼いか」や「活イカ刺」を味わってみてください。漁港から食卓へと届けられる鮮度の良さこそ、三沢が誇るイカの最大の魅力です。