青森県のイカの漁獲高は全国第一位。その青森県の中でもひときわ鮮度抜群と評判なのが「三沢昼いか」と呼ばれるブランドのスルメイカ。三沢市沖の太平洋沿岸はスルメイカの優れた漁場となっていて、三沢昼いかは主に昼に漁獲して、漁港には午後2時頃から夕方にかけ荷揚げされ、せりにかけられ、飲食店や小売店に直行。関東にも大型トラックで運び、翌朝には東京築地等の地市場や各種小売店に並ぶため、味も鮮度も抜群と評判。 イカ箱にはミス・ビードル号(日本からアメリカ本土までの最初の太平洋無着陸飛行に成功した飛行機、三沢村(当時)からワシントン州を飛行)のステッカーが貼られていることから築地市場で働く人たちの間で「赤とんぼ」の通称名で呼ばれ親しまれていた。
三沢昼いかの良さを堪能するなら、オススメは活イカ刺。活イカ刺は、三沢漁港で夕方に水揚げされ、生きた状態で提供される刺身のことで、肝醤油で食べるイカ刺しは絶品。三沢市内の飲食店では、水揚げされた活イカを仕入れ、活イカを刺身として提供している。