日本四大和牛のひとつと言われるあおもり短角牛は、脂身が少ないヘルシーな赤身牛肉。日本短角種に分類される、東北北部特有の希少品種で、大自然の中に放牧され、牧草を食べながら、のびのび育てられる。粗飼料(牧草や稲ワラ)を中心とした牛本来の飼育方法で育てられるため、肉の美味しさを決める旨味成分、グルタミン酸やアミノ酸を多く含み、それらが赤身部分に凝縮されている。しかし、全国統一の市場規格がサシの多さを基準にしているため、多くの農家がサシが入入り高く売れる黒毛和種を飼育するようになり激減。近年、健康志向の高まりに伴い、安心安全なヘルシーな赤身牛の人気が増加。霜降りはなくとも赤身で十分楽しめる美味しさがあると評価は高い。そのコクは一般的な霜降り肉に負けずとも劣らず、ハンバーグなどのコクだしにブレンドされるほど。焼き加減はレアがお薦めとされている。また、安心して食べられる健康食材でもある。