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十和田湖遊覧船

湖上から味わう神秘の自然と歴史

十和田湖遊覧船は、青森県と秋田県にまたがる十和田湖を湖上からゆったりと巡り、その壮大な自然景観と深い歴史を体感できる人気の観光体験です。船内では、十和田湖がどのように誕生したのかという地質学的な成り立ちや、湖に伝わる伝説、古くからの人々の営みについての案内を聞くことができ、ただ景色を眺めるだけでなく、学びのあるクルージングを楽しめます。

二重カルデラ湖・十和田湖の成り立ち

十和田湖は、約20万年前から繰り返された火山活動によって形成された二重式カルデラ湖です。湖全体と中湖(なかのうみ)がそれぞれ噴火口となっており、その複雑な地形が変化に富んだ景観を生み出しています。最大水深は約327メートルと日本有数の深さを誇り、湖岸線は約46キロメートルにも及びます。

遊覧船からは、内側のカルデラを形づくる中山半島御倉(おぐら)半島を間近に望むことができ、二つの噴火口がつくり出した湖であることを、視覚的にも強く感じ取ることができます。

休屋を起点とした2つの遊覧ルート

十和田湖観光の拠点である休屋(やすみや)から出航する遊覧船には、主に2つのルートがあります。ひとつは、御倉半島・中山半島を巡る周遊コースで、湖の中央部から望む原始的な森と静謐な湖面が印象的です。もうひとつは、奥入瀬渓流の入口として知られる子ノ口(ねのくち)までを結ぶ航路で、湖と渓流を一度に楽しめる魅力的なルートとなっています。

湖上から眺める原生の森と絶景

船で静かに湖上を進むと、風に揺れる湖面とともに、外輪山を覆う深い緑の森が視界いっぱいに広がります。人の手がほとんど加えられていない原生林は、まるで太古の時代に迷い込んだかのような感覚を与えてくれます。心地よい風を感じながらのクルージングは、十和田湖観光のクライマックスともいえるひとときです。

奥入瀬渓流への旅へとつながる体験

子ノ口で下船した後は、奥入瀬渓流へと続く散策を楽しむことができます。子ノ口から石ヶ戸までの約8.8キロメートルは、徒歩でおよそ3時間の道のりで、清流のせせらぎや大小さまざまな滝、苔むした岩や深い森の景色を間近に感じられます。十和田湖遊覧船は、湖と渓流という二つの自然美を結ぶ特別な旅の入口でもあるのです。

十和田湖国立公園 ― 四季を通じて輝く自然の宝庫

十和田湖国立公園は、十和田湖と奥入瀬渓流からなる「十和田湖地区」と、広大な高原地帯が広がる「八幡平地区」で構成されています。十和田湖地区は昭和11年、八幡平地区は昭和31年に国立公園として指定され、日本を代表する自然景観のひとつとして守り継がれてきました。

季節ごとに表情を変える十和田湖

十和田湖は一年を通して美しい景色を楽しめますが、特に人気が高いのは新緑が輝く晩春(5月~6月)と、湖畔の木々が色づく秋(10月)です。湖面に映る山々の姿は、時間や天候によって刻々と変化し、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。

周辺エリアと広がる観光の魅力

発荷峠から和井内を経て休屋・宇樽部・子ノ口へ向かうルートや、西湖岸を巡る鉛山・大川岳・滝ノ沢方面のルートなど、十和田湖周辺には多彩な観光コースがあります。さらに南方に広がる八幡平エリアでは、天然林や高山植物、温泉、トレッキングコースなど、自然を満喫できる要素が豊富に揃っています。

湖上と陸上、両方で楽しむ十和田湖

遊覧船、湖畔の遊歩道、展望台と、さまざまな視点から楽しめる十和田湖。湖上から眺める景色と、陸上から体感する自然を組み合わせることで、より深くその魅力を味わうことができます。十和田湖遊覧船は、その旅をより豊かに彩る、欠かせない存在といえるでしょう。

Information

名称
十和田湖遊覧船

十和田・奥入瀬

青森県