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発荷峠展望台

(はっかとうげ てんぼうだい)

十和田湖随一と称される絶景ビューポイント

発荷峠展望台は、青森県と秋田県にまたがる十和田湖を一望できる、数ある展望台の中でも特に評価の高い眺望スポットです。樹海ラインと国道103号線が交わる要所、いわば十和田湖・南の玄関口に位置し、初めて十和田湖を訪れる人が最初に出会う感動の風景としても知られています。

標高約631メートルの発荷峠に設けられた展望台に立つと、眼前には雄大な十和田湖の姿が広がります。湖面の深い青と、それを囲む外輪山の稜線が織りなす景観は、まさに十和田湖を代表する眺めといえるでしょう。

発荷峠展望台から望む壮大なパノラマ

発荷峠展望台からの眺望の大きな特徴は、中山半島と御倉半島が重なり合うように横たわる湖の姿を一望できる点にあります。正面には十和田カルデラの外輪山をなす御鼻部山が堂々と構え、その背後には南八甲田の山々が連なります。

天候に恵まれた日には、遠く櫛ヶ峰をはじめとする八甲田連峰まで見渡すことができ、湖・山・空が一体となった奥行きのある景色を楽しめます。この重層的な眺めこそが、発荷峠展望台が「最高のビューポイント」と称される理由です。

四季折々に表情を変える十和田湖の魅力

発荷峠展望台の魅力は、その眺望が四季によって大きく表情を変える点にもあります。5月には山肌に点在する山桜が淡い彩りを添え、6月には新緑が一斉に芽吹き、湖と森がみずみずしいコントラストを描き出します。

7月から8月にかけては、湖水祭りやキャンプを楽しむ人々で湖畔が賑わい、生命力あふれる夏の十和田湖を一望できます。9月から10月には、外輪山一帯が赤や黄に染まり、展望台から眺める紅葉は息をのむほどの美しさです。

そしてには観光客の姿も少なくなり、静まり返った十和田湖が広がります。雪と氷に包まれた湖は、厳しくも神秘的な表情を見せ、他の季節とはまったく異なる趣を感じさせてくれます。

アクセスとドライブ途中の休憩スポットとしての魅力

発荷峠は、東北自動車道・十和田ICから国道103号線を通って十和田湖へ向かう際の要所にあたります。また、大館市や小坂町方面からの樹海ラインの終点でもあり、ドライブコースの節目として多くの人が立ち寄ります。

展望台周辺にはトイレや土産物店も整備されており、ドライブの休憩地点としても最適です。行楽シーズンには混雑し、展望台付近の駐車場が満車になることもありますが、約200メートルほど離れた樹海ライン入口付近には、比較的広い駐車場とトイレが用意されています。

紫明亭展望台とあわせて訪れたい名所

発荷峠展望台から徒歩約15分の場所には、紫明亭展望台があります。こちらは1927年に選定された「日本新八景」のひとつとして知られ、十和田湖がハートの形に見えることで近年話題のスポットです。

発荷峠展望台の雄大なパノラマと、紫明亭展望台の印象的な構図をあわせて楽しむことで、十和田湖の多彩な魅力をより深く味わうことができます。

十和田湖国立公園と広がる大自然

十和田湖は、約20万年前に始まった火山活動によって形成された二重カルデラ湖で、現在は十和田八幡平国立公園の中核をなしています。湖面の静けさと、外輪山を覆う豊かな原生林が織りなす景観は、国の特別名勝および天然記念物にも指定されています。

湖畔には遊歩道や遊覧船、キャンプ場が点在し、さまざまな角度から湖の魅力を楽しむことができます。さらに南へ足を延ばせば、八幡平エリアの高原風景や温泉群、豊かな高山植物にも出会うことができ、観光の幅は非常に広がります。

訪問時の注意点

発荷峠展望台およびトイレは、例年11月中旬から4月下旬まで冬期閉鎖となります。訪問の際は、事前に道路や施設の開放状況を確認することをおすすめします。

十和田湖の雄大さと静けさを一度に体感できる発荷峠展望台は、十和田湖観光において欠かせない存在です。ぜひ季節を選んで訪れ、その時々の表情を心ゆくまでお楽しみください。

Information

名称
発荷峠展望台
(はっかとうげ てんぼうだい)

十和田・奥入瀬

青森県