サケ科の淡水魚の一種である「ヒメマス」が日本で自然分布していたのは、北海道の阿寒湖とチミケップ湖。青森県と秋田県にまたがった十和田湖では、1902年(明治35年)から十和田湖開発の先駆者である和井内貞行によって移植がおこなわれ、1903年に初めて「ヒメマス」の養殖が成功し、それ以降は特産品として旅館や飲食店で様々な料理で提供されている。淡水魚でありながら、臭みがなく上品な味わいであるため、料理のバリエーションは様々。代表的なものは塩焼きや、刺身、押し寿司などであるが、現地で食べ歩いてみるのも面白い。
旬 10月 11月