青森県はシジミの漁獲量で全国有数を誇り、主産地は日本海側の十三湖と太平洋側の小川原湖となっている。これらの湖は、共に自然の森から流れ出た清廉でミネラル豊富な水が、海水と混じり合う汽水湖だ。特に十三湖は、シジミのなかでも美味な”大和シジミ”の生息に最も適した湖といわれ、6~7月の産卵時期に入るために身が肥えたものと、1~2月の冷たい水に耐えようと、おいしさの源となるアミノ酸を身に蓄えた”寒シジミ”が人気だ。シジミ汁のほか、バター炒めや酒蒸しにしても、その旨みを堪能できる。
旬 1月 2月 7月 8月