竜泊ラインは、津軽半島を縦断する国道339号の北部区間にあたり、青森県中泊町小泊から外ヶ浜町の龍飛崎までを結ぶ、約20kmの人気ドライブルートです。日本海と津軽海峡、そして山岳地帯の景観が次々と表情を変えることから、県内外のドライバーやライダーに高い人気を誇ります。なお、この区間は冬期間(概ね11月中旬から翌年4月下旬まで)は積雪と路面凍結のため閉鎖されます。
竜泊ラインの南側、小泊付近は日本海に面した海岸線が続き、荒々しい奇岩や岩肌が連なる迫力ある風景を楽しめます。樹木が少なく、低い潅木と草原が広がるため、海と空の広がりを存分に感じられるのが特徴です。一方、北へ進むにつれて道路は山岳部へと入り、急峻な尾根道やつづら折れのワインディングロードが続き、ダイナミックなドライブを満喫できます。
道中には数多くの見どころがあります。日本海に突き出した巨大な岩山「権現崎」は、獅子が横たわるような姿が印象的で、頂上からは北海道や岩木山、十三湖まで見渡せる名勝地です。また、7段に分かれて流れ落ちる「七つ滝」は、岩肌を白い飛沫が走る美しい滝で、穏やかな日には絹糸のような流れを楽しめます。
竜泊ラインのハイライトが、標高約475mの最高地点にある展望台「眺瞰台(ちょうかんだい)」です。天気の良い日には、北に北海道、南に岩木山を望む360度の大パノラマが広がり、遠くには龍飛崎灯台や風力発電の風車も確認できます。夕暮れ時には、日本海に沈む夕日が空と海を染め上げ、国内有数の絶景として訪れる人々を魅了します。
信号がほとんどなく、視界の開けた区間が多い竜泊ラインは、爽快感あふれるドライブやツーリングが楽しめる道です。かつては「幻の道路」と呼ばれたこの道も、長年の整備を経て津軽半島観光を支える重要なルートとなりました。龍飛崎観光や津軽国定公園巡りの際には、ぜひ走って体感したい絶景ロードです。