国内のにんにく生産量において、圧倒的なシェアを持つ青森県。特に、田子町(たっこまち)と南津軽郡が有名で、田子町は「ニンニクの町」として全国的に知名度が高い。青森産のにんにくは、粒が大きく美しい丸形で、身の密度が高く、辛みなどの味わいが豊か。寒さの厳しい冬に体を温めるため、昔からにんにくを常備してきた食文化がある。採れたて新鮮なにんにくの薄皮をひとかけずつ剥き、一週間ほど酢に漬けた後、醤油に(好みでみりんや唐辛子を入れて)漬け込む。麹味噌などに漬けて、味噌漬けにすることも。そのまま味わうのはもちろん、スライスして炒め物に使っても美味しい。