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深浦マグロ

(ふかうら)

漁獲量トップの天然本マグロ

青森県のマグロといえば「大間のマグロ」が広く知られていますが、実は県内でもっとも多く本マグロ(クロマグロ)が水揚げされている地域は、青森県最西端の町・深浦です。深浦町で獲れる本マグロは「深浦マグロ」と呼ばれ、春から夏にかけて漁獲されることから夏マグロとして知られています。脂ののりがほどよく、しっとりとした赤身が特徴で、多くの人に愛される逸品です。

豊かな自然が育む深浦マグロ

深浦町は世界自然遺産である白神山地の麓に位置し、豊かな自然環境がマグロ漁を支えています。白神山地から流れ込む雪解け水は日本海に栄養をもたらし、さらに対馬暖流が多様な魚を運んでくるため、この海域はプランクトンが大量に発生しやすい環境となります。豊富なプランクトンを求めて子魚や多くの魚介類が集まり、その頂点に立つクロマグロにとって、深浦はまさに理想的な海となっているのです。

青森県ナンバーワンの漁獲量

深浦町では、青森県全体の本マグロ漁獲量の約半分が水揚げされ、平成24年には約450トン、約6億3千万円という過去最高の金額を記録しました。この数字は、冬マグロで知られる大間町の水揚げ量を上回るほどで、深浦が優れた漁場であることを示しています。

深浦マグロの漁法と旬

春から秋にかけて楽しめるマグロ

深浦マグロは、5月から8月頃までは定置網漁、9月以降ははえなわ漁によって漁獲されます。定置網漁は魚の通り道に網を仕掛ける漁法で、魚への負担が少なく鮮度が保たれるのが特徴です。また、はえなわ漁はエサを付けた針を長い延縄に連ねて行う伝統的な漁法で、丁寧に扱われたマグロは品質の高さに定評があります。

深浦の夏マグロは脂が強すぎず、さっぱりとした味わいが魅力で、旬の時期には特に高い人気を誇ります。

深浦の食文化とご当地グルメ

大人気「深浦マグロステーキ丼」

深浦町の名物として注目されているのが、三つの小どんぶりで深浦マグロを存分に味わえる「深浦マグロステーキ丼」です。マグロ刺身丼、片面焼きステーキ丼、両面焼きステーキ丼の三種を一度に食べ比べできる贅沢な御膳で、地元産の新鮮野菜とともに提供されます。片面焼きのミディアムレアはとくに人気で、天然本マグロならではの旨味を堪能できます。

深浦マグロバーガー

風合瀬海岸にある「風合瀬海岸かおりの店」では、100%深浦マグロを使用した深浦マグロバーガーが味わえます。大トロや中トロ、赤身、中落ちを使用した贅沢なパティを自家製バンズでサンドした逸品で、観光客にも大好評です。

観光とともに楽しむ深浦の魅力

深浦町は、JR五能線「リゾートしらかみ」から望む日本海の絶景や、白神山地、十二湖「青池」、千畳敷、不老ふ死温泉など名所が点在する観光地としても人気があります。夕陽の名所としても知られ、約80kmにわたり続く海岸線は「夕陽海岸」と呼ばれます。自然と食の両方を楽しめる深浦町は、訪れるたびに新しい魅力を感じられる地域です。

深浦マグロは、豊かな自然と歴史が生み出した青森の宝とも言える存在です。深浦を訪れた際には、ぜひ本場の味をご堪能ください。

Information

名称
深浦マグロ
(ふかうら)

白神山地

青森県