津軽エリアには大沼公園などの観光スポット、五所川原立佞武多などの観光イベント、アップルパイなどのご当地グルメがあります。
津軽という地名はロマンに満ちた語感があります。津軽地方は青森県西部の地域名で、広く言えば弘前市を中心とする南部の中弘南黒地区、五所川原市を中心とする北西部の西北五地区、そして青森市を中心とする北東部の東青地区から成ります。この津軽地方は日本海側の気候に属し、冬の降雪が多いのが最大の特徴です。
この津軽での観光のスポットは数多くあります。代表的な観光の場として、竜飛崎の名が第一にあげられます。竜飛崎は津軽半島の北端の岬で、岬の先端はまさに絶壁が海に落ちているという表現が相応しい眺めで、竜飛岬灯台がシンボルになっています。
次に津軽の観光ルートとしてあげられるのが、竜泊ラインです。全長20kmにわたって曲がりくねった道が続きます。峠にある眺瞰台からの眺めには竜飛岬、権現崎、岩木山、十三湖、八甲田山などを目にすることができ、日本海に沈む夕陽が美しいと評判です。道は急なカーブの連続で、道が曲がるたびに景色が入れ代わり、津軽のさまざまな顔を見ることができる観光道路です。なお、津軽での道路では、全国でここだけにしかない道路があり、それは階段国道と呼ばれている国道339号で、何と国道が階段になっているのには驚かされます。
この津軽の北西部にあるのが五所川原市で、五所川原市での観光は見どころが一杯です。まずは、赤い〜りんごの並木道で、この道路脇には五所川原特産の赤いりんごの木がたくさんあり、真紅の可憐な花が見ものです。津軽フラワーセンターも素通りできない観光地で、ここでの約2,000本もの梅の木は見る価値があります。楠美家住宅は五所川原市の有形文化財で、津軽地方を代表する民家で、一般に公開されています。また、太宰治記念館も有名で、全国から太宰治の愛好者が訪れます。
観光の旅で、五所川原と言えば津軽鉄道を語らずにはいられません。津軽鉄道は延長約20kmで、旅情たっぷりな津軽の景色の中をゆっくりと走ります。夏には客室に風鈴が下げられ、風鈴列車、秋には鈴虫の籠が取り付けられ、鈴虫列車、そして、冬はダルマストーブが置かれてストーブ列車になり、車窓から一面の銀世界を眺めることができます。
鶴の舞橋は、青森県北津軽郡鶴田町に位置する日本を代表する木造橋であり、その美しい姿から全国的に注目を集めています。全長はおよそ300メートルに及び、日本一長い木造の三連太鼓橋として知られています。橋は「津軽富士見湖」と呼ばれる農業用ため池・廻堰大溜池に架けられており、背景には津軽富士とも称される岩木山の雄大な姿が広がります。...»
立佞武多の館は、青森県五所川原市に位置する文化施設で、毎年8月に開催される「五所川原立佞武多」の象徴ともいえる大型ねぷたを常設展示している場所です。館内では、高さ約23メートルにも及ぶ巨大な山車を間近に見られるほか、美術展示や体験コーナー、展望ラウンジなど多彩な楽しみ方が用意されています。 ...»
津軽富士見湖は、青森県北津軽郡鶴田町に広がる人造湖で、正式名称を廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)といいます。背後には「津軽富士」とも称される美しい岩木山がそびえ、湖面にその姿を映す景観は、古くから人々に愛されてきました。青森県下で最大の人造湖であり、農業用水を供給する重要な役割を果たしつつ、観光地としても多くの人々を魅了しています。...»
五所川原立佞武多は、青森県五所川原市で毎年夏に行われる壮大な祭礼で、青森の「ねぶた祭」、弘前の「ねぷた祭」と並び「青森三大佞武多」のひとつとされています。その起源は民俗行事「眠り流し」にさかのぼり、もともとは眠気や災厄を流し去る意味合いを持ったものでした。五所川原では明治から大正期にかけて、特に巨大なねぷたが作られたことで有名でしたが、電線の設置や二度の大火によって次第に小型化を余儀なくされました。 しかし、1996年(平成8年)、有志の手によって巨大ねぷたが約80年ぶりに復活し、「立佞武多」と名付けられました。1999年(平成11年)には祭り自体の名称も正式に「五所川原立佞武多」となり、現...»
高山稲荷神社は、青森県つがる市牛潟町鷲野沢に位置する、東北地方を代表する稲荷神社のひとつです。標高約22メートルの小高い地に鎮座し、古くから五穀豊穣・海上安全・商売繁盛の神様として信仰を集めてきました。境内には「千本鳥居」と呼ばれる朱色の鳥居が連なり、訪れる人々を幻想的な異世界へと誘います。その景観は、京都の伏見稲荷大社にも劣らない美しさを誇り、四季折々の自然と調和して訪れる人々を魅了しています。 ...»
太宰治記念館「斜陽館」は、青森県五所川原市金木町にある文豪・太宰治の生家であり、現在は市立の記念館として一般公開されています。建物は1907年(明治40年)に完成し、2004年には国の重要文化財に指定されました。近代和風建築の代表例としても高く評価され、文学的価値と建築的価値を兼ね備えた施設です。...»
鶴田町は、青森県北津軽郡に位置し、豊かな自然と農業文化に恵まれた町です。津軽平野の中心部に広がるこの地域は、津軽地方特有の肥沃な土壌と気候を活かし、古くからリンゴやブドウの栽培が盛んに行われてきました。特に、ブドウの品種「スチューベン」は生産量日本一を誇り、その甘みと芳醇な香りで全国に名を馳せています。また、雄大な岩木山を望む絶景や、温かみある木造建築の「鶴の舞橋」、そして伝統文化を今に伝える施設など、観光資源も豊富に揃っています。...»
道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」は、青森県北津軽郡鶴田町に位置し、国道339号沿いにある地域の魅力発信拠点です。「あるじゃ」という愛称には、スペイン語の「Grulla(鶴)」と「Ala(翼)」を合わせた造語で「鶴の翼」という意味が込められています。また、津軽弁で「ここにある」「見つけた」という親しみやすい響きを持ち、地元の人々からも愛される名称です。 ...»
木造駅は、青森県つがる市木造房松にある、JR東日本五能線の駅です。津軽平野の中央部に位置するこの駅は、全国的にも珍しい遮光器土偶をモチーフにした駅舎で知られており、訪れる人々に強烈な印象を残しています。巨大な土偶の顔をかたどった外壁は迫力満点で、地元の人々からは「しゃこちゃん」の愛称で親しまれています。 ...»
くろくまの滝は、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する、落差85メートル、幅15メートルの県内最大級の滝です。日本の滝百選にも選ばれており、四季折々に豊かな表情を見せるその姿は、訪れる人々の心を強く惹きつけています。滝の形状がまるで観音菩薩が両手を合わせ合掌しているように見えることから、古くから信仰の対象とされ、神聖な場所として親しまれてきました。 ...»
つがる市は、青森県の中西部に位置する市で、日本海に面し、豊かな自然と歴史的な遺産に恵まれた地域です。市の地理的特徴としては、日本海の美しい海岸線と、屏風山や往古之木嶺、三吉山といった山々、そして岩木川や山田川、古田川などの河川が流れる風光明媚な土地となっています。さらに、十三湖をはじめ、平滝沼、田光沼、冷水湖、大溜池など、多くの湖沼や池が点在しており、水辺の景観や自然の豊かさを存分に楽しむことができます。...»
鶴田町歴史文化伝承館は、青森県北津軽郡鶴田町にある歴史と文化を学ぶ施設で、かつての水元小学校の校舎を活用して作られました。明治9年(1876年)に創立され、昭和11年(1936年)に建てられた木造校舎は、青森ヒバを使用した堅牢な造りが特徴です。全国的にも現存する例が少ない貴重な建物として、町の文化財に指定されています。 ...»
十三湖は、青森県津軽半島の北西部、日本海に面した場所に位置する汽水湖です。地元の津軽地方では「十三潟(じゅうさんがた)」とも呼ばれており、古くから人々の暮らしと深く関わってきました。その自然環境や歴史的背景、特産物のしじみ、さらには観光資源としても多くの魅力を備えており、訪れる人々を楽しませています。...»
甘く芳醇なスチューベンとの出会い 青森県鶴田町は、全国でも有数のぶどうの名産地として知られています。中でも特に有名なのが、スチューベン(Stuben)という品種です。アメリカ・ニューヨーク州生まれのこのぶどうは、昭和の時代に日本へ導入され、鶴田町の豊かな自然環境と丁寧な栽培技術によって、日本一と称される品質へと育ちました。現在、鶴田町では約97ヘクタールの広大な畑で栽培が行われ、年間およそ1,000トンものスチューベンが収穫されています。...»
亀ヶ岡石器時代遺跡は、青森県つがる市木造地区に位置する縄文時代晩期(約3,000~2,400年前)の大規模な集落遺跡です。一般には「亀ヶ岡遺跡」とも呼ばれ、特に1887年(明治20年)に出土した有名な遮光器土偶の発見地として広く知られています。この遺跡は1944年(昭和19年)に国の史跡に指定され、さらに2021年(令和3年)には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一部として世界文化遺産に登録されました。日本の縄文文化を象徴する重要な場所として、国内外から注目を集めています。 ...»
つがる地球村は、青森県つがる市に広がる複合型リゾート施設であり、自然と文化、そしてレジャーを融合させた観光スポットとして多くの方々に親しまれています。豊かな自然環境の中で、温泉やスポーツ、アウトドア体験を楽しむことができるだけでなく、イベントや国際交流の拠点としても活用されているのが大きな特徴です。訪れる人々に「感動」「遊び」「スポーツ」「寛ぎ」「アウトドア」という5つのテーマを提供し、それぞれの目的に合わせた多彩な楽しみ方が可能です。 ...»
津軽に佇む高野山真言宗の古刹 西の高野山 弘法寺は、青森県つがる市にある高野山真言宗の名刹です。その歴史は古く、現存する七代目住職の位牌は600年以上前のものであると伝えられています。かつては洪水などの天災により一時消失しましたが、明治期に再興され、再び信仰の中心として地域に根づいてきました。昭和30年頃までは「高野山九十九森寺」と呼ばれていましたが、和歌山県の高野山に対し、極楽浄土を意味する“西”を冠して「西の高野山」と称されるようになり、のちに「弘法寺」と改称されました。...»
ホタテの大きな貝殻に味噌と鶏卵を入れて焼いた料理で、ホタテの他に豆腐、カレイ、生ウニ、マツモ、岩のりなど好みの具材や旬の食材を入れて煮ると非常に美味しいです。 卵を入れた貝焼き味噌は青森県だけでなく広く見られますが、津軽ではお産の際に乳の出が良くなるといわれ、風邪に効くとしてよく作られる伝統料理です。今でも地元の台所には、大きなホタテの貝殻が置かれ、様々な料理に使われています。 主な伝承地域:下北地方、津軽地方主な使用食材:卵、カツオ節、焼き干し、板麩、味噌...»
”津軽そば”は、箸で持ち上げると切れてしまうほどやわらかいのが特徴のそば。その発祥は、米が貴重な江戸時代に庶民からうまれたといわれており、蕎麦からタンパク質を摂取することで栄養の偏りを防ぐためにこのような独特の製法が生まれたとされている。 つなぎに大豆をすりつぶした呉汁を使うのが特徴で、その呉汁をそばがきに混ぜ合わせて生地が作られている。日持ちを良くするために「煮置き(麺をゆでて冷やす)」をするという工夫を加えた結果、コシがない”津軽そば”が完成したようだ。”津軽そば”は汁物をすするように食べるのが、そのスタイル。素朴なそばの風味と、大豆のほのかな甘さを、津軽の歴史を感じながら味わいたい。...»
青森県はシジミの漁獲量で全国有数を誇り、主産地は日本海側の十三湖と太平洋側の小川原湖となっている。これらの湖は、共に自然の森から流れ出た清廉でミネラル豊富な水が、海水と混じり合う汽水湖だ。特に十三湖は、シジミのなかでも美味な”大和シジミ”の生息に最も適した湖といわれ、6~7月の産卵時期に入るために身が肥えたものと、1~2月の冷たい水に耐えようと、おいしさの源となるアミノ酸を身に蓄えた”寒シジミ”が人気だ。シジミ汁のほか、バター炒めや酒蒸しにしても、その旨みを堪能できる。 旬 1月 2月 7月 8月...»
文豪・太宰治生誕の地である青森県五所川原市金木町の名産品は馬肉。かつて木材産業が盛んだった金木町で、その搬出に欠かせなかった馬の畜産も同様に発達したからだ。その金木町で11月29日、いい肉の日にちなんで馬肉をアピールするため誕生したご当地グルメが馬まんだ。中華まんの生地の中に、馬肉を贅沢に使った馬肉鍋(桜鍋)の具を詰める。種類は、すき焼き風の「しょうゆ味」、伝統ある味噌仕立ての「味噌味」。いずれもこの地方で馬肉鍋に使用される高菜が入り、味噌は地元の奴味噌を使用している。しょうゆ味は、太宰治の好物「ねまがりだけ」入り。馬肉初心者でも気軽に味わえると海外の観光客にも評判を呼んでいる。...»
けの汁は、津軽を代表する郷土料理で、野菜などの具材がたっぷり入っています。作り置きができ、日持ちが良いため、“女性が家事から解放される日”であった1月16日の小正月によく作られました。 材料は、大根、人参、ごぼうなどの根菜をはじめ、わらび、ふきなどの山菜、ずんだ(大豆)、凍り豆腐、こんにゃくと多彩で、これらを小さくさいの目に切り、昆布や煮干の出汁で煮て、味噌やしょうゆで味を調えます。家庭や地方によって具材や味付けが異なり、バリエーション豊かな味わいが楽しめます。...»
「じゃっぱ」とは津軽弁で「雑把」を意味し、魚を三枚おろしにした際に出る頭や内臓、身の付いた骨などの「粗(あら)」の部分を指します。つまり、”じゃっぱ汁”とは”あら汁”のことです。 青森県津軽地方の郷土料理として古くからある”じゃっぱ汁”は、主にタラやサケを用いて作られます。特にタラを使ったものは、白子や肝の濃厚な旨みが味噌味の汁に良くあい、格別の味が楽しめます。 主な伝承地域:津軽地方主な使用食材:タラ、大根、人参、ねぎ、味噌...»
青森のマグロといえば大間が有名だが、近年その大間に勝るとも劣らないという評価を得ているのが三厩のマグロだ。三厩のマグロ漁は龍飛岬の前に広がる津軽海峡が漁場で、一本釣りで行われる。釣り上げたマグロをすぐに氷で冷やすため、品質と鮮度が最高の状態で維持されるという。三厩のマグロ漁は7月中旬~1月にかけて行われるが、季節によっても味が異なり、10月までに漁獲されたものは比較的あっさりとしており、それ以降のものはこってりとしている。この違いは、マグロが食べるエサの違いが影響しているとのことだ。 旬 9月 10月 11月...»
津軽の寒冷な土地で自然のまま栽培されている種ありの冬ぶどう「スチューベン」。ぶどうの中でも群を抜いて甘いスチューベンは、ニューヨークの農業試験場で1947年に生まれた品種で、気候が似ていることから津軽地方でも作られる。青森県はスチューベンの生産量が全国の8割を占める特産地。太陽の光をたっぷり浴びて育つので、ポリフェノールを多く含んでおり、糖度も18度以上ととても甘くてヘルシー。また、その糖度の高さから貯蔵しておくことも可能。完熟の状態で収穫したものを、青森のりんご貯蔵用技術を応用した“ぶどう専用施設”で貯蔵しているので、秋から2月末まで楽しむことができる。口の中でつるりと皮をむいて安心して種ご...»
タラの子和えは、青森県を代表する冬の郷土料理のひとつです。真ダラの身や皮、肝を使い、しょうゆや味噌で味付けした肝を和え衣として仕上げる「共和え(ともあえ)」と呼ばれる調理法が特徴です。この“同じ食材で和える”という手法は、青森の食文化に古くから根づいており、食材を余すことなく使い切る知恵が生かされています。弾力のあるタラの身と、芳醇でコクのある肝の旨味が絶妙に調和し、特に日本酒との相性は抜群です。もちろん、炊きたての白いごはんにのせても絶品で、寒い冬の食卓を温めてくれます。...»
青森県五所川原市の北西部に位置する十三湖は、白神山地から注ぐ岩木川と日本海が交わる、海水と淡水が混ざった汽水湖です。ここで採れる”十三湖の大和シジミ”は、身がふとって旨みが強い「日本一おいしいシジミ」ともいわれます。この大和シジミを使った塩ベースのスープが特徴のご当地ラーメンが「十三湖しじみラーメン」です。 シジミから溢れ出すエキスとダシをあわせた白濁スープは、味が濃厚で旨みもたっぷりです。店によって塩味やうっすらと香る味噌味などの違いはありますが、どの店のスープでもシジミの風味と旨みが楽しめます。...»
しじみの汁焼そばは、青森県五所川原市で生まれた新しいご当地グルメとして注目を集めています。地元産の米粉を練りこんだ特製麺と、十三湖で採れる上質な“大和しじみ”を使った、地産地消をテーマにした一品です。焼き目をつけた麺はもっちりとした食感と香ばしさが魅力で、そこにしじみの旨味が凝縮された塩味ベースのスープを合わせています。隠し味に使われるバターの風味が全体にまろやかさとコクを加え、他にはない深い味わいを楽しむことができます。...»
大粒で甘みが強く、豊かな香りと深いコク、ほっくりとした食感が特徴の、青森県の津軽地方を中心に代々農家で受け継がれる枝豆(大豆)の在来種。通常見る枝豆との最大の違いは、その名の通り、茎葉、葉などが茶褐色の剛毛に覆われている。青森の厳しい風土の下で代を重ねることで育まれた鞘に「毛」の生えた枝豆は、外観が悪く、旬が1カ月ほど遅いことから、市場用ではなく、味の良さから自家用・家庭用として長年親しまれ、農家で代々栽培され続けてきた。 毛豆のルーツには謎も多いが、今では濃厚にして繊細な風味で、津軽地方の秋の風物詩となっている。...»
たずとは「白子」のこと。タラのたず鍋とは、タラの身と白子をしょうゆベースの出汁で煮込んだ青森県の郷土鍋(しらこ鍋) 。タラが産卵期を迎える冬から早春に、オスの体にたっぷりと白子が詰まる時期に作られる鍋で、タラの白子が出汁にコクを与え、タラの旨みを丸ごと味わうことができる逸品。特に1月の鱈は絶品。白子はお作り、味噌焼き、酢の物、から揚げ等、様々な調理で重宝されているため、鍋で味わうことは少ないが、機会があればぜひ食べてみたい鍋である。寒鱈は、北海道から三陸沖の大平洋沖と日本海北部で水揚げされる。 旬 1月 2月 12月 ...»
青森県西部、津軽地方は日本海の漁場に恵まれており、海の食材を使った郷土料理で有名だ。「津軽漬け」は数の子を細切りの昆布やスルメと共に漬けたもので、粘り気があるのが特徴。大根を加えたものもある。正月料理の「じゃっぱ汁」はタラを丸ごと使用(「じゃっぱ」とは青森弁で「残り物」の意味)、普通は捨てられる中骨や内蔵、頭などを赤味噌や酒粕で煮込む。津軽の代表的な山菜。ふきに煮た山菜「ミズ」を生のまま塩漬けにした「ミズの一本漬け」は保存食として好まれている。...»
今や五所川原市の名物となった「あげたい焼き」。その名の通り、たい焼きを油で揚げて、砂糖をさらにまぶしたシンプルなものだが、揚げることによって生地がより一層もっちりし、中のあんことの相性がバツグンなのである。...»
日本一のりんごの産地である青森県津軽産の完熟りんごのみを原料として、りんごの健康・美容成分と発酵パワーを凝縮した「黒りんご酢」。頑固なまでに伝統的醸造法に徹した食酢の匠の手により生み出された黒りんご酢は、丁寧に琥珀色に濃縮させた果汁を独自の技術で発酵させ、さらにじっくりオーク木樽で熟成させた。「津軽産りんご」だけという原料にこだわった、まろやかでコクのある自然な味わいが楽しめる。 さらに、青森の弘前大学が30年以上研究を進めてきた新美容成分「プロテオグリカン」を配合。人の肌や軟骨にあり、ヒアルロン酸と同等の保水能力を持つ成分で、エイジングケアの視点からも注目されている。 りんごが手に握られ...»
見た目の良さ・食味・食感の三拍子が揃った米。比較的大粒で、白くツヤがある炊き上がり。適度な弾力と歯ごたえに富んだ食感で、粘り気が少なく、食べ応えも十分。あっさりとした味わいで、しっかりと噛み締めることでお米本来の美味しさを味わうことができる。青森県の奨励品種として、平成18年(2006年)産から本格的に作付けされるようになった「まっしぐら」。コシヒカリ系統の「山形40号」と「奥羽341号」を交配、選抜して育成する。県ブランド米の一つである「ゆめあかり」より食味に優れ、収量性が高く、耐病性が2ランクも高くなったことで有機・減農薬栽培などにも適している。 旬 9月 10月...»
“焼干し”とは、陸奥湾で獲れるイワシを炭火であぶり、乾燥させていく伝統的な手法のこと。イワシを渋みや苦みが出ないよう一つひとつ手作業で捌いて頭や腹わたを取りだし、天日干しで乾燥させ、竹串に刺して折り板に並べ、鰯を炭火でじっくりと焼き上げ、再び天日干しをしている。余分な脂分を流し、旨みと香りだけを凝縮させることができるため、煮干しの約5倍ものダシが取れると言われている。津軽地方では、昔から陸奥湾などで鰯が沢山水揚げされており、それらを使った「焼き干し」が昆布と並び食卓の出汁の中心だった。 1907年(明治40年)創業、地元の素材を生かした老舗・高砂食品が製造する“平舘焼干しラーメン”は「外ヶ浜...»