天王のつつじは、七戸町の天王神社を彩る春の名所として知られ、毎年多くの来訪者を魅了しています。境内には約500本もの山つつじが咲き誇り、華やかな風景が広がります。
天王神社の境内には樹齢300年以上といわれる大木を含む多くの山つつじが植えられ、春になると境内全体が赤やピンクの鮮やかな色彩に包まれます。つつじのトンネルを散策しながら、その香りや美しさを間近に感じられることが特徴です。
向かい側にある柏葉公園(七戸城跡)の展望台からはつつじに染まる境内を一望でき、訪れる人々に異なる視点での美しさを提供します。また、見上げたり見下ろしたりしながら楽しめる参道の景観も人気です。
開花期間中は夜間ライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。108段の石段の両脇には絵馬灯篭や短歌が飾られ、琴や笛の音色が響く中で咲き誇るつつじを楽しむことができます。
天王神社は「しちのへ春まつり」のメイン会場となり、同時開催される天王つつじまつりでは多彩な催し物が行われます。「しちのへひなまつり」や「レールバスとあそぼう」など連動イベントも多く、家族連れでも楽しめる内容となっています。
本殿へと続く階段の両側に咲き誇るつつじはまさに圧巻で、青空と赤いつつじのコントラストが美しい春の風景を描き出します。昼夜で違った表情を見せるつつじは、訪れる人々の心に深い感動を与えてくれます。