下北半島・大間・恐山には恐山、円通寺、大滝などの観光スポット、恐山大祭、田名部まつり、川内八幡宮例大祭などの観光イベント、アップルパイ、なかよし、フレンチなどのご当地グルメがあります。
むつ市は市の名前に日本ではじめてひらがなを使用したことで知られていて、青森県の下北地方に位置します。下北地方はすなわち下北半島で、細長く海に突き出た半島は陸奥湾と津軽海峡に面していますから、むつ市は本州最北端の市ということになります。
むつ市は青森県のなかでも独特な雰囲気を持った観光の場として知られ、その観光の最大のスポットはイタコで知られる恐山です。恐山は比叡山、高野山と並んで日本三大霊場のひとつと称されており、当然のことながら日本の秘境100選にも選ばれています。もちろん恐山そのものも観光の対象になり、さらにその麓には恐山賽の河原があり、その現世離れのした空間は多分ほかでは味わうことができないものでしょう。
むつ市にはこのほかにかっぱの湯として有名な薬研温泉があり、恐山温泉もあります。また、エメラルドグリーンのきれいな宇曽利湖は強酸性のカルデラ湖で、硫黄の匂いが強く、人により好き嫌いが分かれるかも知れません。
このほかにもむつ市の観光の場としては、釜臥山展望台があり、この展望台からの夜景は、日本の夜景百選にも選ばれている観光スポットで、雪の釜臥山スキー場もスキーを兼ねた観光客で賑わいを見せています。
ここからそう遠くないところにあるのが大間まぐろで知られる大間町で、大間まぐろはグルメブランドとして人気があるのは周知の事実です。なお、大間町の観光では本州最北に位置する大間灯台、同じく本州最北の大間温泉があります。
このむつ市や大間町が位置するのが下北半島で、地理的には青森県の北東部にあり、半島全体が下北半島国定公園となっています。ですから、むつ市や大間町を観光で訪れることはすなわち下北半島を旅することになります。
このように見ますと、本州最北端の下北半島は、派手で賑やかなレジャーを楽しむ観光地というよりは、むしろ神秘を感じる観光の地とも言え、青森県のなかでも、青森市や弘前市などの都市部からは想像ができない、青森のもう一つの顔と言えるでしょう。
死者の魂が集う神秘の地 恐山菩提寺は、青森県むつ市にある曹洞宗の名刹であり、「比叡山」「高野山」と並んで日本三大霊場の一つとして知られています。862年(貞観4年)、天台宗の高僧・慈覚大師円仁がこの地を訪れ、地蔵尊を安置したことが始まりと伝えられています。以来、恐山は「死者の霊が集う場所」「現世と来世をつなぐ地」として多くの人々の信仰を集めてきました。 ...»
死者の魂が集うと伝えられる聖地 恐山は、青森県むつ市に位置する霊山であり、比叡山・高野山と並んで日本三大霊場の一つに数えられています。標高878メートルの釜臥山を中心に、カルデラ湖である宇曽利山湖(うそりやまこ)を囲む外輪山一帯が「恐山」と呼ばれます。この地は古くから「人は死ねば恐山に行く」と伝えられており、死後の世界と現世を結ぶ特別な場所とされています。 山中には草木がほとんど生えず、火山性ガスが立ち込める荒涼とした風景が広がり、まるで地獄のような景観を作り出しています。一方で、宇曽利山湖の湖畔には白い砂浜が輝き、極楽浄土を思わせる静けさと美しさがあります。恐山は、まさに「地獄と極楽が同...»
白緑の巨岩が連なる極楽浄土のような海岸 仏ヶ浦は、青森県下北半島の西海岸、下北郡佐井村に位置する、全国でも屈指の景勝地です。ここでは、白緑色に輝く奇岩や巨岩が海岸沿いにおよそ2キロメートルにわたり林立し、その荘厳な姿はまるで仏像が立ち並ぶ浄土の世界のようだといわれています。波や風によって削られた岩々は、まるで自然が彫刻した芸術品のようで、「如来の首」「五百羅漢」「極楽浜」など、仏教の世界を連想させる名前が付けられています。 これらの岩は、約1500万年前に海底火山から噴出した火山灰が長い年月をかけて押し固められた緑色凝灰岩でできています。その後、雨や波の浸食によって削り取られ、現在のような...»
本州最北端に位置する岬。晴れた日は津軽海峡をはさんで函館山から恵山岬にかけての北海道の海岸が目前に広がる。 岬には「ここ本州最北端の地」の石碑が建ち、一帯は公園として大規模に整備され、土産店や食堂が立ち並ぶ。 大間崎の概要 大間崎は、青森県下北半島の最北端に位置する岬で、日本本土の最北端の地として知られています。津軽海峡を挟んで北海道を望むことができるこの岬は、美しい海景と新鮮な海産物で多くの観光客を魅了します。大間崎は、特にマグロ漁で有名で、大間のマグロは国内外で高く評価されています。 地理と特徴 大間崎は、北緯41度33分に位置し、日本本土最北端の地として観光名所となっています。...»
恐山温泉は、青森県むつ市田名部字宇曽利山に位置し、恐山円通寺の境内に湧き出る霊泉です。この温泉は、明治から昭和初期にかけて存在した恐山鉱山(硫黄鉱山)の掘削作業中に偶然噴出したもので、古くからその霊験と効能が信仰の対象となってきました。 恐山とその地熱地帯 恐山は、活火山として知られ、その周辺は地熱と噴気が特徴的な地帯です。恐山円通寺境内は、火山性ガスが常に噴出しており、独特の硫黄臭が漂います。この硫黄の香りは、恐山温泉の特徴的な香りとしても知られ、訪れる人々に強い印象を与えます。 温泉の歴史と利用法 かつて、徒歩で恐山を訪れた参拝者たちは、この霊泉を利用して身を清め、祈りを捧げました...»
大間の近海は、マグロの餌となるイカやサンマが豊富なことから、マグロ漁場として名高く、最高級とされるクロマグロ(本マグロ)も、一本釣りで漁獲されています。 一般的に漁獲されるクロマグロは100キロ前後の7~8年ものですが、大間では600キロを超える超大型マグロが水揚げされることもあります。大間のマグロは、大きさだけでなく、質が良いことでも知られ、脂ののった秋が旬です。とろけるような脂の旨みと甘みを堪能することができます。 高価なことから「黒いダイヤ」とも呼ばれ、2019年の豊州の初競りで1匹3億3360万円の値が付いたほど。大トロ、中トロ、赤身の3色マグロ丼やお寿司など、様々なメニューを楽し...»
いかのすしは、青森県下北半島の大畑地域で古くから親しまれてきた伝統的な郷土料理です。名前に「すし」とありますが、一般的な寿司のようにご飯やもち米は入っていません。その代わりに、ボイルしたスルメイカ(または他のイカ)の胴体に、イカの足や塩漬けしたキャベツ、ニンジン、紅しょうがなどの具材を詰め、酢漬けにして仕上げます。さっぱりとした酸味がイカの旨味を一層引き立てる逸品です。...»
本州最北端の地、青森県大間町で獲れるマグロは、全国的に有名なマグロのトップブランドです。特に、一本釣り漁法で獲れたクロマグロ(本マグロ)は「大間のマグロ」と呼ばれ、その希少性と品質の高さから「海の黒いダイヤ」と称されています。過去には440kgという巨大なマグロが水揚げされた記録もあり、その味は築地市場で2,000万円以上の値がつくほど高評価を得ています。 北の荒波にもまれた大間のマグロは、身が締まっていて脂ののりも抜群。まるで高級和牛のような霜降り状態は、口に入れた瞬間にとろけるような食感と上品な味わいを生み出します。 大間マグロ丼は、そんな極上のマグロをふんだんに使った贅沢な丼ぶりです...»
鶏卵のような姿が愛らしい郷土の味 青森県南部の下北地方に伝わる郷土料理「けいらん」は、白い卵のような見た目が特徴の、上品で優しい味わいの一品です。名前の由来は、その形がまるで鶏卵のように見えることから。もち米を丁寧にこねて卵型に丸め、中には滑らかなこしあんを包みます。そして、昆布やしいたけで取った上品なだし汁に浮かべて味わうという、シンプルながら奥深い料理です。柔らかいもちとあんの甘み、そして醤油ベースのだしの塩味が絶妙に調和し、食べる人の心をほっと温めてくれます。...»
「大間マグロ」とは、青森県大間町で水揚げされたクロマグロ(本マグロ)を指します。マグロの中でも最大級の種類であり、最大3メートルを超えるものも存在します。大間では440キロもの超大型マグロが水揚げされたこともあり、その巨体は町にある「マグロ一本釣りモニュメント」のモデルにもなっています。 大間産のマグロは、脂の乗りと深い味わいの赤身が特徴です。刺身や寿司など、生の状態で味わうのに最適なマグロとして評価されています。特に、秋から年始にかけて水揚げされる冬の大間マグロは脂がのっており、旬を迎えて大変美味しくなります。 希少価値の高さと品質の高さから高価なため、大間マグロは「海の黒いダイヤ」と呼...»
下北半島で栽培されたドイツ系のぶどう品種ライヒェンシュタイナーを使った白ワイン。している。完熟葡萄をさらに遅摘みすることで、りんごの香りにメイプルシロップを加えたような深い果実味を実現。甘さと酸味のバランスがとれたやや甘口のワインに仕上がった。白身魚や海老、帆立などの刺身はもちろん、天ぷらなど揚げ物との相性も抜群。8℃前後が飲みごろ。2008年青森県ふるさと食品コンクールで振興会会長賞を賞している。 本州最北、下北半島にあるワイナリー「サンマモルワイナリー」は、青森県で1998年にぶどう栽培をスタートさせて、青森県産ぶどうやりんごを使用したワインを醸造している。下北連山の裾に広がるぶどう畑は...»
口の中でふわ~っと広がり、とろけるような濃厚なウニの甘みと磯の香りで、青森県のウニは抜群の美味しさ。青森県は、国産ウニの漁獲量全国第3位(2019年)。青森県で漁獲されるウニは、キタムラサキウニとエゾバフンウニの2種で共にオオバフンウニ科に属する。前者はとげが短く身が赤系で、「ノナ」とも呼ばれる。水深60m以浅の転石帯や岩礁帯に生息し、大きいものでは殻が15cm以上にも成長する。後者はとげが長く身が白系で「ガゼ」とも呼ばれる。水深20m以浅の転石帯や岩礁帯に生息し、成長はおよそ7~8cmまで成長する。食用とされているのは殻の中の生殖巣の部位で、鮨種、蒸し物、練りウニ、塩ウニなどで食べられる。 ...»
青森県下北半島の北西部に位置する風間浦村は、津軽海峡に面した豊かな漁場を有し、古くから鮟鱇(あんこう)の産地として知られています。深海魚であるあんこうは、繊細で扱いが難しく、水圧の変化で生きたまま水揚げするのが困難とされてきました。しかし、風間浦では海岸から2〜3kmほど沖に出るだけで水深70mに達する好条件の漁場があるため、活きたままのあんこうを水揚げすることが可能となっています。そのため、身が引き締まり、甘みと旨味に富んだ極上の味を楽しむことができます。...»
旧日本海軍の軍隊食レシピを忠実に再現した「海軍コロッケ」。明治時代に現在の青森県むつ市大湊の旧海軍部隊で隊員の栄養不足を補うために誕生したと言われている。当時は大湊地方総監部の現役自衛官らの団体がイベントで市民に販売していた幻のメニューで、大変人気だった。このコロッケのレシピをもとに大湊海軍コロッケが作られている。現在は牛脂入りの揚げ油、具材はなるべく下北産の食材、という2条件を満たせば“大湊海軍コロッケ”に認定されるので、同じ海軍コロッケでも場所や店によって牛脂の配合率や具材が異なるコロッケが味わえる。形にも旧海軍レシピの通りに具材をジャガイモで包む「まんじゅう型」と、ジャガイモと具材を均一...»
べこもちは、北海道から東北地方の一部にかけて伝わる伝統的な和菓子で、特に5月の端午の節句に食べられる祝い菓子として親しまれてきました。他の地域で柏餅が食べられるのと同じように、べこもちは子どもの健やかな成長や家族の繁栄を願う特別な意味をもっています。...»
「富士壺」という字の通り、富士山型の殻を持つ珍味。正式名称は「ミネフジツボ」。岩などにはりついて動かない貝のようだが、エビやカニと同じ甲殻類とされている。出汁昆布・塩・酒・みりん・水でアクを取りながら煮る調理法が一般的で、中の身を蟹スプーンなどで掬って食べる。中の汁はストローを使うと飲みやすく、その味は蟹の身と卵白の中間のよう。特に陸奥湾産のフジツボは、大きくて付着物が少なく白くて美味とされる。少し前までは海の厄介者だったが、今ではお酒に良く合う高級珍味として広く知られている。 旬 6月 7月 8月...»
6~8月に太平洋からの冷たい風が吹き付け、朝夕の寒暖の差が激しくなるヤマセ(冷湿な偏東風)という生産地域特有の気候と、恵まれた土壌を利用して、野辺地で栽培されている「葉つきこかぶ」は、とても糖度が高くジューシーな野菜。また、皮が薄く茎や葉っぱまで柔らかく甘いので、手で皮をむくことができ、皮ごと、葉っぱごと生で丸ごと食べられる。ガブッと丸かじりやサラダなど、生でそのまま食べるのが美味しい食べ方。甘いりんごのような食感の身からジュワッと瑞々しく梨のような香りと甘さの汁が口中に溢れ出す。浅漬けなどにしても早く良く漬かる。収穫作業は、朝露の付いた夜明け前の午前3時前から収穫を始め、太陽が出る前に収穫を...»
ネギ、しいたけ、ごぼう、白菜、豚肉が入った味噌味に仕立てた汁に、ジャガイモをすり潰し片栗粉を混ぜた餅をちぎりながら入れていく料理。「やませ」と呼ばれるオホーツク海気団より吹く冷たく湿った風のために、下北半島では米が育ちにくく、明治期に救荒作物としてジャガイモの栽培が奨励され、ご飯代わりになる芋が重宝された。その歴史の中でうまれたのが芋を餅代わりにして食べる調理法。出汁の味がしみこんだジャガイモの餅は、熱いうちに食べた方がコシが残ってておいしいということだ。「はっと」は東北地方に伝わる郷土料理で、小麦粉に水を加えて良く練り、薄く延ばした生地を茹でる小麦粉料理のこと。...»
ぜんまい、ワラビ、しいたけ、にんじん、ごぼう、大根をそれぞれ切って混ぜ、煎り豆腐を和えながら煮る料理。下北半島の津軽海峡に面した地域は、ヤマセが吹くので水田は少ないが山海の幸に恵まれ、加工、貯蔵を工夫して豊かな食生活をしている。そんな地域で秋大根の収穫期にさっそく作られるのが「煮和えっこ」。冠婚葬祭には必ず出される料理で、昔からその土地でとれたものを使って作る。寒い時期には岩のりを入れることもある。また、“こあえ”とも呼ばれる、冬に陸奥湾で捕れる真鱈の卵 (生鱈子) を使う似た料理もある。 「煮あえっこ」は、下北地方の郷土料理です。この地域では、山や海からの冷たい風「やませ」による冷害が多く...»
全国的にあんこうと言えばあんこう鍋が有名ですが、下北ではあんこうといえばとも和えが主流とされている。海のフォアグラといわれるアンコウの肝と身、皮等を独自の製法で蒸し上げ、特製の味噌であえた一品だ。 あんこうの肝以外の部分を霜降りし、ヌメリをよく取ります。霜降りとは、沸騰したお湯に材料を1〜2秒くぐらせ、その後水に入れてヌメリやウロコを取り除く方法です。これにより煮くずれを防ぎ、魚のアクを取り除き、臭みも減らします。 次に、あんこう(身・アラ)に少量の酒をかけ、約15分間強火で蒸します。蒸し終わったら、少し冷まして骨を取りながら身をほぐします。その際にでただしは取っておきます。 別の鍋で肝...»
青森の正月料理に欠かせないナマコ。青森県の沿岸のほぼ全域、特に陸奥湾に多く分布している。生なまこの90%は水分で低タンパク。コリコリ感はタンパク質のコラーゲン、軟骨にはコンドロイチン硫酸を含み、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラルに富み、ビタミンではB2や葉酸が多く含まれている。中国では、古来より「海の朝鮮人参」とも呼ばれ、滋養強壮剤として愛用されてきたと言われている。実は、なまこの体壁(皮)には小さな骨片がたくさんあるが、酢の物の酢や胃酸によって簡単に溶けてしまうこともあり、あまり知られていない。 青森県で主に漁獲されるのはマナマコで、円筒状の体にイボ足と呼ばれる突起があります。水深40...»
どこか懐かしい田舎の原風景が広がる菜の花の町、青森県横浜町。町沿岸の陸奥湾には穏やかな波が打ち寄せる石場があり、300年以上前からなまこ漁が盛んに行われてきた。現在も「なまこ」は横浜町の名産品で「町の魚」にも制定されている。 「横浜なまこ」は、資源保護のために禁漁区域・期間を設けている横浜町で年末に数日間だけ行うなまこ漁において、正月用として漁獲される希少な品。正月には欠かせない珍味として青森県内外に広く知れ渡っている。 横浜町で漁獲される「なまこ」は身が固くなる原因の骨片が少なく、やわらかい食感のが特徴。他産地のなまこは生では固く、一度煮てから調理されることが多いが、横浜なまこは、生が一...»
ヨーロッパでは修道院でビールの醸造がされたトラピストビールがあるが、日本では寺で醸造したビールが存在する。霊場恐山山系の裾野に門を構える寺「梅香山 崇徳寺」の境内には、霊水とも呼べる古から昏々と湧き出る湧き水がある。この豊富な天然水を使用して、境内で醸造している地ビールが恐山ビール。住職が1人で製造している珍しいビール。ビール酵母を生きたままビン詰め、ボトル内で二次発酵させる製法をとっている。地ビール特有の酸味を残しながら、フルーティーな味わいの地ビールに仕上げている。...»
青森は全国有数のさばの産地。さばの加工品も古くから作られている。この缶詰は、一年中とれる鯖のなかでも、秋に水揚げされる脂ののった”秋さば”だけを使用している。厳冬期の鯖を冷凍保存することなく、新鮮なまま缶に詰め込み、水煮にしている。味付けされていない水煮なので、いろいろな料理にアレンジしやすい。低カロリーで栄養価が高く、しかも安価な鯖は注目されていて、このさば缶も毎年売り切れ店舗が出るほどの人気商品。みそ味のみそ煮缶も発売されていて、こちらもそのまま食べられて便利。どちらも缶きり不要のイージーオープン缶で、屋外でも開けやすい。...»
県内有数のほたての産地である横浜町で開発されたほたてとりんごを使った調味料。陸奥湾産のほたてと青森県産りんごを使用した本格魚醤で、料理の隠し味や鍋物のつけ汁など幅広く使える。魚醤とは魚介類を発酵させてつくる醤油で、生のほたてを塩も水も一滴も加えずにじっくりと醸造し、食品添加物を一切使用せず、青森県産素材だけを使用して、ほたての旨味をぎゅっと凝縮した醤油。生ほたてを発酵させる際に醤油麹を使うことで醤油の「カド、塩味のキツさ」を少なくし、乾燥させたほたての干貝柱を混ぜることで甘さを引き出した。さらに、すりおろしりんごを混ぜて風味も豊かに。魚醤は発酵による魚独特の生臭さがつきものだが、ほたて魚醤はり...»
むつ市は、青森県下北地方に位置する本州最北端の市です。広大な面積を誇るこの市は、行政区域として青森県内最大であり、下北圏域定住自立圏の中心都市でもあります。自然環境、歴史、文化、そして温泉資源に恵まれたむつ市は、訪れる人々に多彩な魅力を提供してくれます。 ...»
宇曽利湖は、青森県下北半島の中心部に位置する恐山に抱かれた神秘的な湖です。湖全体がむつ市に属し、下北半島国定公園に指定されています。正式名称は国土地理院により「宇曽利山湖(うそりやまこ)」とされていますが、地元では親しみを込めて「宇曽利湖」と呼ばれています。湖名は、恐山が古くは「宇曽利山(うそりやま)」と呼ばれたことに由来しています。 ...»
釜臥山は、青森県むつ市に位置する下北半島の名峰であり、恐山山地の最高峰として知られています。標高は878.2メートルに達し、先カルデラ火山としての特徴を持つ山です。その地形や景観は雄大で、四季折々の自然美を楽しむことができ、地元の人々や観光客から親しまれています。 ...»
川内ダムは、青森県むつ市川内町福浦山に位置し、二級河川・川内川水系の上流部に建設されたダムです。本州最北端に位置するダムとして広く知られ、その存在は地域の治水や水資源の安定供給に大きな役割を果たしています。また、ダムによって誕生した人造湖「かわうち湖」は、自然と調和した美しい景観を持ち、観光地としても注目を集めています。 ...»
鯛島は、青森県むつ市脇野沢地区(旧脇野沢村)の牛ノ首岬沖およそ800メートルの陸奥湾に浮かぶ無人島です。下北半島国定公園の一部に指定されており、1975年12月10日には海域公園(旧称:海中公園)としても登録されました。陸奥湾に浮かぶその特異な姿は、訪れる人々に強い印象を与え、脇野沢のシンボルとして親しまれています。 ...»
薬研温泉郷は、青森県むつ市大畑町の大畑川沿いに広がる温泉地で、豊かな自然と伝説に彩られた癒しの空間です。周囲は下北半島国定公園の原生林に囲まれ、清流のせせらぎと深い緑が訪れる人々を迎えてくれます。温泉の湧き出る場所が、漢方薬をすりつぶす道具「薬研台」に似ていたことから、その名がついたといわれています。 ...»
湯野川温泉は、青森県むつ市川内町湯野川に位置する歴史ある温泉地です。下北半島の奥深い自然の中、湯野川渓流沿いにひっそりと佇むこの温泉は、訪れる人々に心安らぐ時間を提供してきました。古くから「湯の川温泉」と表記されることもあり、地元の方々や湯治客に愛されてきた素朴な山の湯です。 ...»
むつ科学技術館は、青森県むつ市の北部、関根浜港に隣接して建てられた科学館です。ここは日本初の原子力船である「むつ」の歩みを後世に伝えるとともに、科学技術の不思議や楽しさを広く体験できる施設として1996年(平成8年)の海の日に開館しました。建物自体が「むつ」の船体を模しており、訪れる人々に強い印象を与えます。科学技術に親しみを持ちながら学ぶことができる、全国的にも珍しい施設といえるでしょう。 ...»
けいらんは、青森県南部、特に下北地方を中心に伝わる郷土料理です。白く艶やかな餅の中にこしあんを包み込み、椀に盛って昆布やしいたけから取った醤油風味のだし汁を注いで食べる一品で、その姿がまるで鶏卵のように見えることから「けいらん」と呼ばれるようになりました。見た目の美しさと優雅さに加え、餅のやわらかさ、餡の甘み、そしてだし汁の香ばしい旨味が絶妙に調和する、北国ならではの温かみあふれる料理です。 ...»
大湊ネブタは、青森県むつ市の大湊地区および城ヶ沢地区で毎年8月上旬に開催される伝統的な祭りです。130年以上の歴史を持ち、町内会や職場ごとに制作された人形ねぶたが街中を練り歩きます。お囃子や流し踊りとともに繰り広げられるこの祭りは、地域の夏の風物詩として人々に親しまれています。 毎年8月の第1金曜日から日曜日にかけて開催され、地域住民や観光客でにぎわい、街全体が熱気に包まれます。大湊ネブタは、青森市のねぶた祭と異なり、地域に根ざした住民主体の祭りであることが特徴です。 ...»
田名部まつり(田名部神社例大祭)は、青森県むつ市の田名部地区で毎年8月18日から20日までの3日間にわたり開催される、下北半島最大規模の伝統的なお祭りです。370年以上の歴史を誇り、青森県の無形民俗文化財にも指定されています。京都祇園祭の流れを汲むとされるこの祭りは、豪華絢爛な山車(ヤマ)と祇園囃子が特徴で、東北の夏祭りのフィナーレを飾る存在として広く知られています。 祭り期間中には、5台の山車が市内を練り歩き、昼と夜で趣を変える装飾や囃子が人々を魅了します。特に最終日の深夜、5台の山車が一堂に会して樽酒を酌み交わし、来年の再会を誓う「五車別れ」は、祭りのクライマックスとして観客を熱狂させま...»
大間埼灯台は、本州最北端である下北半島・大間崎の沖合に浮かぶ弁天島に建つ灯台で、白と黒のツートンカラーが印象的な中型灯台です。その美しい姿と歴史的価値から「日本の灯台50選」に選ばれ、下北半島国定公園の景観を彩る重要な存在となっています。大間崎からは、津軽海峡の向こうに雄大な北海道の姿を望むことができ、観光客にとって忘れがたい風景を楽しめる場所です。 ...»
青森県下北郡に属する大間町は、本州最北端の町として知られています。津軽海峡に面し、下北半島の西北端に位置するこの町は、自然豊かな景観と漁業文化が息づく地域です。特に「大間まぐろ」は全国的にも有名で、高級グルメブランドとして多くの観光客や食通を魅了しています。本州の最果てに広がる海と山に囲まれた町は、歴史や文化、そして人々の暮らしとともに独自の魅力を形作っています。 ...»
尻屋崎は、青森県下北郡東通村に位置し、下北半島の北東端を形づくる岬です。北側は津軽海峡、東側は太平洋に面しており、潮流が交差する場所として知られています。岬一帯には「寒立馬(かんだちめ)」と呼ばれる馬が放牧され、自然と共に暮らす姿が観光客を魅了します。また、岬の先端には真っ白な尻屋埼灯台がそびえ立ち、訪れる人々に「最果ての地」の風情を感じさせています。岬は下北半島国定公園に指定されており、観光の重要な拠点として多くの人に親しまれています。 ...»
下風呂温泉は、青森県下北郡風間浦村下風呂にある歴史ある温泉地です。本州最北端の下北半島に位置し、北には北海道を望む津軽海峡が広がります。その立地から、本州で三番目に北に位置する温泉として知られています。目の前に広がる雄大な海を眺めながら、白濁した硫黄泉に浸かることができるという贅沢なひとときを過ごせる温泉郷です。 ...»
尻屋埼灯台は、青森県下北郡東通村・尻屋崎の突端に立つ白亜の灯台で、本州最北東端を象徴する存在です。国の重要文化財に指定され、日本の灯台50選の一つにも選ばれており、その歴史的・文化的価値は非常に高く、観光スポットとしても人気を集めています。 レンガで造られた灯台としては日本一の高さを誇り、津軽海峡と太平洋を一望できる絶景スポットです。周辺には寒立馬(かんだちめ)と呼ばれる馬が放牧されており、雄大な自然と調和した景観が訪れる人々を魅了します。 ...»