自然の恵みを感じる採取の楽しみ
さもだしは、里山の道路脇や草地、林の中など比較的採取しやすい場所に群生します。そのため、地元の人々は毎年秋になると「さもだし狩り」を楽しみにしています。豊かな自然の中で自らきのこを採ることは、青森の秋の風物詩のひとつでもあります。
出汁が香る滋味深い味わい
「さもだし」という名前には「出汁（だし）」という言葉が含まれており、その名の通り深い旨味と香り豊かな出汁が特徴です。傘に粘り気があるものほど美味とされ、汁物に加えるととろみが出て、口当たりも滑らかになります。鍋料理や味噌汁などに使えば、秋の味覚を存分に楽しめます。
おすすめの食べ方と旬の時期
定番は鍋や汁物ですが、さっと湯通ししてドレッシングと和えたマリネ風の料理もおすすめです。旬は10月から11月にかけて。短い期間しか味わえないため、この時期を逃さずに楽しみたい青森自慢の秋の味覚です。