弘前には、弘前市りんご公園、岩木山神社、アップルロード、津軽藩ねぷた村、五能線、弘前城、長勝寺、旧東奥義塾外人教師館、青森銀行記念館、瑞楽園などの観光スポットがあります。また、りんご、ねぶた漬、煮干ラーメン、アップルパイ、貝焼き味噌などのご当地グルメもおすすめです。
弘前公園は、青森県弘前市の中心部、下白銀町に位置する美しい都市公園です。江戸時代に津軽藩の居城として栄えた弘前城の城跡を中心に整備され、現在では日本を代表する桜の名所として知られています。春の「弘前さくらまつり」をはじめ、秋の「菊と紅葉まつり」、冬の「雪燈籠まつり」など、四季折々の祭りが開かれ、全国から多くの観光客が訪れる観光拠点です。 弘前公園は、明治28年(1895年)に城跡を公園として一般開放されたことに始まります。現在の面積はおよそ49.2ヘクタールで、城郭や堀、石垣、土塁などがほぼ当時のまま残り、国の史跡に指定されています。また、園内には50種、約2,600本の桜が植えられており、...»
津軽の歴史と桜に彩られた名城 弘前城は、青森県弘前市の中心部に位置する美しい平山城であり、津軽地方の歴史と文化を今に伝える貴重な史跡です。標高およそ50メートルの小高い丘の上に築かれ、かつては津軽藩の政治・経済・軍事の中心として機能していました。江戸時代を通して津軽氏の居城であり、藩政の要であったこの城は、廃藩置県以降もその姿を大きく変えることなく、今なお往時の面影を色濃く残しています。 弘前城は、日本の「現存12天守」のひとつに数えられる貴重な存在であり、またその全体構成を含めて国の史跡に指定されています。さらに、天守や櫓、門など9棟の建造物は国の重要文化財として保護されており、日本城郭...»
弘前市は、青森県西部に位置する歴史と文化に彩られた都市であり、日本で最初に市制を施行した都市の一つとして知られています。青森県の中南地域に属し、江戸時代には弘前藩の城下町として発展しました。現在も津軽地方の中心都市として約30万人規模の弘前都市圏を形成しており、学術・文化・観光の拠点として重要な役割を果たしています。 また、市内には青森県唯一の国立大学である弘前大学をはじめ、複数の私立大学が立地しており、学園都市としての性格も強く残されています。さらに、計量特定市に指定されている点も特徴的です。...»
弘前さくらまつりは、青森県弘前市で毎年春に開催される、東北を代表する花の祭典です。弘前四大まつり(弘前ねぷたまつり、弘前城菊と紅葉まつり、弘前城雪燈籠まつり)のひとつに数えられ、全国から約200万人もの観光客が訪れる盛大なイベントとして知られています。例年4月23日から5月5日にかけて開催され、桜の開花状況にあわせて会期が調整されることもあります。...»
弘前ねぷたまつりは、青森県弘前市で毎年8月1日から7日まで開催される夏の風物詩であり、「弘前さくらまつり」「弘前城菊と紅葉まつり」「弘前城雪燈籠まつり」と並ぶ弘前四大まつりのひとつです。例年160万人以上の観客が訪れる大規模な祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。 勇壮な武者絵が描かれた扇ねぷたや組ねぷたが、市民の「ヤーヤドー」という勇ましい掛け声とともに市内を練り歩く光景は圧巻です。三国志や水滸伝といった物語を題材にした力強い鏡絵と、裏面に描かれる妖艶な美女の見送り絵の対比も、弘前ねぷた独自の魅力となっています。...»
津軽藩ねぷた村は、青森県弘前市に位置する体験型の観光施設で、弘前ねぷた祭りを中心に津軽地方の文化や伝統を一度に楽しむことができるスポットです。重要無形民俗文化財である「弘前ねぷたまつり」の展示に加え、津軽三味線の生演奏や工芸品の制作体験、日本庭園の散策など、多彩な魅力に触れることができます。...»
弘前城雪燈籠まつりは、青森県弘前市の弘前公園を舞台に毎年2月中旬に開催される、冬の風物詩ともいえるお祭りです。春の「弘前さくらまつり」、夏の「弘前ねぷたまつり」、秋の「弘前城菊と紅葉まつり」と並び、弘前四大まつりのひとつとして多くの人々に親しまれています。また、「みちのく五大雪まつり」のひとつにも数えられ、東北を代表する冬祭りとして全国から観光客が訪れます。 厳しい寒さに包まれる北国の冬を、美しくそして楽しく過ごしてほしいという思いから始まったこの祭りは、雪と光が織りなす幻想的な世界を楽しむことができる特別な行事です。園内は雪燈籠やミニカマクラの灯りで彩られ、夜にはライトアップされた弘前城天...»
岩木山は、青森県弘前市と西津軽郡鰺ヶ沢町にまたがる美しい火山で、標高1,625メートルを誇り、青森県の最高峰として知られています。その堂々たる山容から「津軽富士」とも呼ばれ、古くから津軽地方の人々に親しまれてきました。さらに日本百名山および新日本百名山に選定されており、全国的にも登山愛好者や観光客から人気を集めています。 地元の人々は、敬意を込めて「お岩木様」あるいは「お岩木山」と呼ぶこともあり、ただの山という存在にとどまらず、信仰や文化に深く結びついていることがうかがえます。...»
藤田記念庭園は、青森県弘前市上白銀町に位置する広大な日本庭園です。総面積は約21,800平方メートルと東北地方でも有数の規模を誇り、園内には大正浪漫を感じさせる洋館や和館、さらに歴史を物語る倉庫などが点在しています。2003年(平成15年)には、これらの建物群が国の登録有形文化財に指定され、貴重な文化的資産として大切に保存されています。...»
岩木山神社は、青森県弘前市百沢、津軽の象徴ともいえる岩木山の南東麓に鎮座する神社です。地元では「お岩木さま」「お山」「奥日光」などの愛称で親しまれています。旧社格は国幣小社に列せられ、津軽国一宮として津軽地方の人々の信仰を集めてきました。 古くから農業や漁業の守護神、津軽開拓の神、さらに祖霊を鎮める場所として崇められ、地域の暮らしと深く結びついています。また、神社の参道はそのまま岩木山の登山道のひとつとしても利用されており、奥宮は岩木山の山頂付近に祀られています。...»
弘前城菊と紅葉まつりは、青森県弘前市の弘前公園内で毎年秋に開催される、弘前四大まつりのひとつです。春の「弘前さくらまつり」、夏の「弘前ねぷたまつり」、冬の「弘前城雪燈籠まつり」と並び、秋を代表する行事として多くの観光客を魅了しています。 この祭りは、弘前市が所有・管理する弘前城植物園を会場に行われ、園内には約1,000本の楓や約2,600本の桜が紅葉し、色とりどりの菊とともに華やかに彩られます。深まる秋を花と紅葉で表現する、弘前ならではの風情あふれるお祭りです。...»
りんごの街・弘前を代表する観光スポット 弘前市りんご公園は、青森県弘前市にある“りんご王国”を象徴する観光施設です。約9.7ヘクタールの広大な敷地には、約80種類・2,300本ものりんごの木が植えられ、四季を通して美しい風景とりんごの香りに包まれています。りんご狩り体験をはじめ、シードルの醸造見学、文化財の見学など、観光・遊び・学びを一度に楽しめる人気のスポットです。 ...»
最勝院は、青森県弘前市銅屋町に位置する真言宗智山派の名刹で、正式名称を金剛山光明寺最勝院と称します。山号は「金剛山」、寺号は「光明寺」とされ、長きにわたり地域の人々の信仰を集めてきました。とりわけ、境内にそびえる五重塔は「東北一の美塔」と称され、その均整の取れた美しい姿は訪れる人々を魅了してやみません。 この五重塔は国の重要文化財に指定されており、重要文化財の五重塔としては日本最北端に位置します。高さは約31.2メートルにも及び、釘を一本も使わずに建築された貴重な木造建造物です。青森県で初めて国の重要文化財に指定された建造物でもあり、歴史的にも文化的にも非常に価値の高い寺院といえるでしょう。...»
瑞楽園は、青森県弘前市宮舘字宮舘沢に位置する日本庭園で、津軽地方独自の庭園文化である「大石武学流」の代表的な作品として知られています。昭和54年(1979年)には国の名勝に指定され、その歴史的価値と美しさが高く評価されています。...»
津軽岩木スカイラインは、青森県弘前市に位置する有料道路で、津軽地方の名峰「岩木山」の8合目までを車で一気に駆け上がることができる観光道路です。昭和40年(1965年)に開通して以来、多くの旅行者や登山者に利用され、青森を代表する観光ルートとして親しまれています。...»
高照神社は、青森県弘前市の岩木山麓に鎮座する由緒ある神社です。江戸時代の弘前藩第4代藩主・津軽信政公の廟所として始まり、のちに信政を神として祀ったことから創建されました。社殿の多くは、平成18年(2006年)に国の重要文化財に指定されており、歴史的・文化的価値が非常に高い神社です。 ...»
盛美園は、青森県平川市猿賀石林に位置する、明治時代を代表する和洋折衷の庭園です。約3,600坪(1.2ヘクタール)という広大な敷地に、池泉枯山水回遊式庭園が広がり、津軽地方に多く見られる大石武学流の造園様式を代表する名園として知られています。明治35年(1902年)に着工し、9年の歳月をかけて完成したこの庭園は、京都の「無鄰庵」「清風荘」と並び、明治の三名園の一つとして高い評価を受けています。 ...»
りんご愛が詰まった魅力あふれる空間 「りんごの家」は、青森県弘前市にある「弘前市りんご公園」内の人気施設で、りんごをテーマにした多彩な商品や体験が楽しめるスポットです。館内では、りんごをモチーフにしたオリジナルの工芸品やお菓子など、約1,200種類もの「りんご関連グッズ」が販売されています。津軽の伝統工芸とりんごの可愛らしさが融合した商品は、お土産としても大変人気があります。...»
津軽漆器は、青森県津軽地方で生産される日本を代表する伝統的な漆器であり、1873年(明治6年)以降は「津軽塗(つがるぬり)」とも呼ばれています。繊細で重厚な美しさを兼ね備えたこの漆器は、1975年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品に、さらに2017年には国の重要無形文化財にも指定され、その高い芸術性と技術が評価されています。 ...»
長勝寺は、青森県弘前市にある曹洞宗の名刹で、山号を太平山と称し、本尊には釈迦如来を祀っています。創建は1528年(享禄元年)にまでさかのぼり、津軽氏の祖である大浦光信の菩提寺として鯵ヶ沢に建立されました。その後、大浦、堀越と居城の移転にあわせて寺も移され、慶長15年(1610年)に現在の地へと定められました。境内には荘厳な本堂や庫裏をはじめ、歴代藩主や正室の霊廟、さらに五百羅漢で知られる蒼龍窟などがあり、津軽家の歴史と信仰を伝える貴重な寺院となっています。...»
歴史ある煉瓦倉庫が現代美術館として再生 弘前れんが倉庫美術館は、青森県弘前市にある公立の現代美術館です。かつて明治・大正期に酒造工場として建てられた「吉野町煉瓦倉庫」を改修し、「記憶の継承」をテーマに新たな文化施設として生まれ変わりました。重厚な赤れんがの外観は往時の面影をそのままに、館内には現代アートを中心とした展示空間や市民が集えるスタジオ、ライブラリーが整備されています。 ...»
青森県弘前市は、全国でも知られるりんごの生産量日本一の街です。全国の約25%ものりんごがこの地で生産されており、まさに「りんご王国」と呼ぶにふさわしい地域です。そんな弘前市では、地元のりんごをふんだんに使ったアップルパイが名物として親しまれています。サクサクとしたパイ生地の中に、地元産の紅玉やふじ、王林など、その時期ごとに旬のりんごを贅沢に詰め込んだ逸品が並びます。 弘前市内には、なんと40店舗以上ものアップルパイを販売するお店があり、各店が素材や製法にこだわりを持っています。洋菓子店はもちろん、和菓子屋、パン屋、レストラン、喫茶店、ホテルなど、さまざまな業種の店でオリジナルのアップルパイを...»
こぎん刺しとは、青森県津軽地方に古くから伝わる刺し子の技法で、「刺しこぎん」とも呼ばれています。津軽地方では、野良着のことを「こぎん(小衣・小巾・小布など)」と呼んでいたことから、その名称が生まれました。一般的には、藍染の麻布に白い木綿糸を用いて刺繍を施すのが特徴です。素朴でありながらも美しい幾何学模様が生み出されるこの刺し子は、津軽の厳しい自然環境と、そこに暮らす人々の知恵と工夫の結晶といえるでしょう。 ...»
旧第五十九銀行本店本館は、青森県弘前市に現存する歴史的建造物で、1904年(明治37年)に建設されました。第五十九国立銀行(現在の青森みちのく銀行)の本店として使用されたのち、1967年(昭和42年)からは記念館として保存され、一般公開されています。1972年(昭和47年)には、国の重要文化財に指定され、今日では弘前を代表する洋風建築のひとつとして、多くの観光客や建築愛好家に親しまれています。...»
旧弘前市立図書館は、青森県弘前市下白銀町の追手門広場内に保存されている歴史的建造物です。この洋館は1906年(明治39年)に建設され、市内を代表する洋風建築のひとつとして知られています。赤いドーム屋根と八角形の双塔を備えた外観は大変印象的で、現在は青森県重宝に指定され、一般公開されています。館内では当時の雰囲気を味わいながら、郷土文学や出版物に触れることができ、観光客にも人気のスポットとなっています。...»
弘前市立博物館は、青森県弘前市の歴史と文化を知るうえで欠かせない博物館です。弘前城のある弘前公園内に位置し、四季折々の美しい自然に囲まれながら、歴史的な建物と調和した落ち着いた雰囲気を漂わせています。館の設計を手掛けたのは、日本の近代建築を代表する建築家前川國男氏で、建物は1976年に完成し、翌年1977年に開館しました。...»
旧東奥義塾外人教師館は、青森県弘前市に残る貴重な歴史的建造物です。1903年(明治36年)に、弘前市立東奥義塾(現・東奥義塾高等学校)に招かれていた外国人教師の宿舎として建設されました。1987年(昭和62年)に学校が移転する際、弘前市に寄贈され、修復のうえ一般公開が開始されました。そして1993年(平成5年)には、青森県重宝に指定されています。...»
嶽温泉は、青森県弘前市に位置する歴史ある温泉地です。標高の高い岩木山の麓に広がり、藩政時代から人々に親しまれてきた湯治場として知られています。豊かな自然に囲まれた環境の中で、硫黄の香り漂う源泉に浸かるひとときは、訪れる人々に深い癒しをもたらしてきました。近年、源泉の温度や湯量に変化が見られることもありますが、その歴史と伝統、そして温泉街の風情は今もなお健在です。...»
青森県は言わずと知れたりんご王国。上質な果肉と豊富な栄養を含む極上の「青森のりんご」は全国生産量の50%を占める。青森はりんごの生育に重要な花が咲いて身がなる期間を最適な温度を保つ最高の環境を持つ。県では青森りんご勲章や「りんご科」の高校を設け、りんごの本場としてさらなる発展を目指している。「ふじ」や「王林」に代表する品種も多岐にわたり、その数なんと約50種。県内には、アップルロードやりんご公園などりんごにまつわる名所も多く存在する。あらゆる種類を食べ尽くすリンゴめぐりの旅はいかがだろう。 旬 8月 9月 10月 ...»
青森県弘前市の西部にある岩木山の嶽地区(標高400~500m)の農場、嶽高原(嶽地区)で栽培・収穫されたとうもろこしの総称が「嶽きみ」。“きみ”は津軽弁でとうもろこしのことで、地元では「嶽のきみ」などとも呼ばれる。嶽地区は、お盆が過ぎた頃から日中と夜間の温度差がぐっと広がり、この約10度以上もの厳しい寒暖差がプリプリとした食感と最高の甘さを引き出している。「味来」「サニーショコラ」「ゴールドラッシュ」などの品種が栽培されている。とうもろこし自体の糖度が18度以上(メロンなどの果実並み)と非常に高く、あまりの甘さで生でも食べられると言われている。 旬 8月 9月 10月...»
大鰐温泉もやしは、青森県津軽地方の南端・大鰐町(おおわにまち)で育てられる、約350年の歴史を誇る伝統野菜です。大鰐町は、古くから津軽藩の奥座敷として栄えた由緒ある温泉郷で、その温泉の熱を利用してもやしを育てるという、全国的にも珍しい栽培方法が今なお受け継がれています。...»
昭和59年、弘前市鬼沢の大鰐勝四郎氏が自分のりんご園で発見した、早生ふじと言われるりんごの1品種。果重は300~350g位、特別大きくて500g程度。果形はふじと比較するとより円形で、果色は濃赤色、縞状に着色して色が濃くなると縞が不明瞭になる。また、糖度が高くて蜜も入りやすく、果汁が多い。食味もやはりふじに似ているが、果肉はやや軟らかく、酸味が少なめなのが特徴。収穫期は10月初旬で、ふじよりも約1ヶ月早く収穫ができる。貯蔵性は普通貯蔵で約1ヶ月程度。 旬 10月 ...»
魚介出汁が決め手の伝統的な味わい 津軽ラーメンは、青森県津軽地方を代表するご当地ラーメンで、煮干しを中心とした魚介出汁の香り豊かなスープが特徴です。その独特の旨みは、一度食べると忘れられない味として多くの人々に親しまれています。地域によっては「津軽そば」や「煮干しラーメン」とも呼ばれ、青森県民の食文化に深く根付いています。...»
「弘前イカメンチ」は、青森県弘前市を中心とした津軽地方で古くから家庭料理として親しまれてきた一品です。海に面していない弘前では、かつて新鮮な魚介類が手に入りにくかったため、保存がきくスルメイカが貴重なたんぱく源として重宝されてきました。その中で、「飯ずし」を作る際に余ったイカゲソ(足の部分)を無駄なく活用しようとしたのが、この料理の始まりとされています。...»
青森の郷土料理の一つである、たけのこを使った汁物。青森で採れるたけのこは、肉厚で大きいモウソウチクではなく、ネマガリダケなどの細竹で、「たけのこ汁」にはこの種類のたけのこを用いる。調理方法は簡単で、だし汁にたけのこ、そのほかワカメやサバの水煮、豆腐などの好みの具材を入れて煮て、味噌で味を調えて作る。シンプルな作り方だけに、具材や食べ方のアレンジが色々と試せそうな一品だ。たけのこのシャキシャキとした食感が堪らない。...»
弘前市には、バーやスナックなどの飲食店がひしめく路地が印象的な鍛冶町(かじまち)がある。城下町だった江戸時代に鍛冶屋が軒を連ねていた鍛冶町。現在では、弘前市で最大の歓楽街で500店以上もの飲食店でにぎわう。クオリティの高いカクテルバーが数多く存在する「カクテルの街」弘前の街おこしの一貫として、2008年より毎年“弘前カクテルコンペティション”が行われている。全国からオリジナルのカクテルレシピを募集し、一般投票により優秀作品を決定、弘前市内のバー、飲食店で提供している。過去のオリジナルのカクテルの開催テーマは、「日本一の弘前りんご」「津軽に降る雪」「続・日本一の弘前りんご」「夜空を焦がす弘前ねぷ...»
青森県のリンゴ農家「タムラファーム」が作った津軽産の完熟りんごを100%使用したスパークリングアップルワイン。紅玉の絶妙な酸味と渋味、サンふじのすっきりとした甘さ、そして王林の上品な芳香が一体となった。シードルは果汁に含まれている糖分をアルコールと炭酸ガスに変えることでできるが、その働きをするのが酵母。一口に酵母といっても種類が沢山あり、使う種類によって最終的なシードルの味わいや香りが異なる。そして、数千種もあると言われる酵母の中から、「タムラファーム」のりんごのおいしさを最大限に生かし、バランスが良く、クリアで繊細な味わいを出せる培養酵母「タムラシードル酵母」なるものが選抜され、日本人の繊細...»
海の幸に山の幸、バリエーション豊かな青森の特産品。伝統的な郷土料理のみならず、上質な食材を贅沢に使ったフレンチが注目を集めている。弘前市は、弘前城を中心に津軽藩の城下町として栄え、明治以降は積極的に西洋の文化を取り入れ、明治・大正の時代に多くの洋館が建築され、現在でもクラシックな洋館が数多くみられるレトロな魅力のある街。そんな異文化が混在した弘前では西洋文化が浸透し、フランス料理を提供する店が増えていき、人口比の割合で本格的なフレンチレストランが非常に多いと言われる。特産のりんごを取り入れた店もあり、デザートだけではなく冷製スープなどにも活用されている。...»
専門店のような本格的なチョコレートケーキを手軽な価格で味わえると評判なのが”PPOROショコラ”。高純度のチョコレートに、北海道産の新鮮な牛乳をはじめ、小麦粉や卵を練り込み、かまど焼き風で仕上げている。外側はやや硬めで、中はしっとり。ひと口頬張ると、チョコレートの豊かなコクと、とろけるような味わいが口に広がる。15センチほどのケーキが5等分に切ってあり、食べやすい大きさ。食べる前に少し冷やすと一層おいしく楽しめる。...»
赤じその葉を重ねて束ね、梅酢に浸してから取り出して塩で漬けると、赤じその色素アントシアンが酸により鮮やかに発色する。この葉で種を取った梅を包み、甘漬けにしたものが「しそ巻梅漬」。日露戦争の輸送時に、やわらかな梅干しの実が崩れないように、と考案されたと言われている。津軽地方では、杏を「あんず梅」と呼び、梅干しとして食べてきたことから、しそ巻梅漬けの中身には、梅と杏の2種類がある。さわやかな甘味がお茶うけにも最適で、胃腸の調子が悪い時や、食欲のない時にもおすすめ。...»
青森県南津軽郡藤崎町に本部を置くトキワ養鶏で生産される、黄身と白身に弾力がある新鮮な赤い色の玉子。純国産の採卵鶏「ゴトウもみじ」を平飼いで育てている。「ゴトウもみじ」は日本の気候、風土に適した丈夫な国産種なので、抗生物質などの薬剤に頼らず育てることができる。無添加の自家配合飼料を与え、飲料水など安全衛生に配慮し、開放式平飼い鶏舎の中でのびのびと飼養された鶏の赤い卵は、自然なとうもろこしと草の色そのものを表すような優しい色をしている。 卵の栄養価は、卵黄の色とは無関係で、卵黄の色は与える餌(飼料)の色によって変わるため、着色原料等を使わずに、青森県産飼料米20%を配合し使用していることから、自...»
400年を超える歴史を持つ唐辛子。人の顔ほどの長さがある大きな清水森ナンバは、辛味成分が通常よりも少なく、マイルドな辛味の中に不思議と感じる甘さが特長で、ビタミンA・C・Eの含有率が高く、国内の唐辛子では最も糖分を含む品種だ。果実は大長型で、青トウガラシから成熟すると濃赤色の赤トウガラシになり、成熟期には苗の大きさが1.5mにもなるものもある。南蛮から由来した名の「ナンバ」は、津軽では唐辛子そのもののことを指す。江戸時代に初代津軽藩主の津軽為信が京都の伏見稲荷から持ち帰り、広めたと言われている。 弘前市にある清水森地区を中心に栽培され、全国一の生産量を誇っていたが、昭和40年代から安価な輸入も...»
弘前市のりんご農家「タムラファーム」が紅玉りんごをたっぷり使用した手作りアップルパイ。アップルパイに最も適していると言われているリンゴの品種“紅玉(こうぎょく)”をおいしく育てることから始め、青森県産完熟りんご100%使用した、りんご農家ならではのこだわりのパイだ。「ベーシックでシンプルだからこそ美味しい」そんなアップルパイを食べていただきたい、という想いから生まれた。 自家農園で育てた真っ赤に熟した紅玉をじっくりソテーし、甘酸っぱい紅玉の美味しさをさらにひきだす。紅玉は収穫後ただちに、氷温のりんご貯蔵庫で保管するため、一年中フレッシュな紅玉が使用できるのも美味しさの理由のひとつだ。 紅玉りん...»
とろりとしたカスタードクリームを柔らかな蒸ケーキで包み、中心に青森県産リンゴで作った果肉入りアップルソースを入れた、ふんわりカスタードケーキ。ふんわりとした食感に甘酸っぱいりんごソースが口いっぱいに爽やかに広がる。根強いリピーターをもつ青森を代表するお菓子で、2013年春に行われた第26回全国菓子大博覧会(広島大会)では、金賞を受賞。青森県弘前市を舞台にした1986年放送のNHKの大河ドラマにちなんで作られたとのこと。りんご味のほか抹茶味があり、季節限定の味も販売されている。「抹茶」は、なめらかな抹茶入りカスタードクリームの中にこし餡が入ったふんわり抹茶ケーキ。季節商品の「さくら」は、桜リキュ...»
1719年(亨保4年)に「高嶋屋酒造」が青森県弘前市で創業。1972年(昭和47年)に弘前の3つの名門蔵元「高嶋屋酒造」「白梅酒造」「川村酒造店」が合併し誕生した六花酒造。2023年に岩木山の麓、弘前市のリンゴ園や田畑に囲まれた地に本社工場を移転した。これを機に、すっきりとした辛口が特徴の本醸造酒を主力とするブランド「じょっぱり」の製造を停止して、「300年の歴史を繋ぎ、酒造りへのこだわりを未来へ受け継ぐ」「挑戦する」という思いを込めて、新たなブランド「杜來」を立ち上げた。杜來は、酵母、麹菌、白神山地の天然乳酸菌、岩木山系の伏流水と酒蔵近隣で収穫された地元青森の酒造好適米で醸造し、低圧でもろみ...»
弘前城の西に位置する明治37年に創業の小さな酒蔵、松緑酒造によるシリーズ。松緑酒造は、江戸時代から酒母造りをしていて、1904年(明治37年)日本酒製造へと事業転換した。世界遺産の白神山地系岩木山の湧水を仕込み水に使って、ふわりとした甘みとさわやかな酸味、ボディもしっかりとしているバランスのとれた酒造りを行なっている。「六根」は次世代の青森地酒だ。その名は仏教用語の「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」に由来。三蔵法師が伝えた般若心経は五根、即ち五感をいかすには、心が動かなければならない。人は六根ではじめて真実を知り、本物を感じ、理解をすることができると説いていることから、心をこめて造り、心で感...»
白神山地の伏流水を用い、自然の乳酸菌の力を借りる山廃仕込みによって醸された自然酒「白神」。製造する「白神酒造」は、創業年が不明ながら明治時代より続く老舗の蔵元で、白神山地の大自然に囲まれた弘前市の飛び地、東目屋地区にある。白神山地の自然をお酒で表現したいという想いから自然酒=山廃仕込みにこだわる。山廃由来のややスパイシーな香りや、深いながらもしっかりとした旨口の味わい。...»
ひと口に100%ジュースといっても、その中身は2種類ある。ひとつは搾ったりんごをそのまま容器に詰めたもの。もうひとつは、一度搾った果汁を凝縮し、そこに水分を足して濃縮還元したもの。ここでいうストレートとは前者を指す。ストレートジュースの魅力は、何といっても果実そのままの味を愉しめること。濃厚な味が特徴だが、後味はスッキリしているため飲みやすい。濃縮還元のサラッとした飲み口とは異なる美味しさだ。1リットルあたり約6個分のりんごが使用されている。原料りんごは、青森県産のみで、紅玉・ふじ等、季節ごとに5品種のりんごをバランスよくブレンドしているため、季節によって微妙にジュースの味わいが異なる。葉とら...»
数ある青森のりんごジュースの中でも、もっとも有名なブランドの一つ”シャイニー”が誇る果汁100%のストレートりんごジュース。「シャイニー」ブランドでりんごジュースを中心に製造する1958年の創業した「青森県りんごジュース株式会社」は、東京ドーム約3.2倍の広大な園地で年間約600トンのりんご(約300万個)を栽培している。 「金のねぶた」はふじりんごをベースに紅玉りんごなど、数種類のりんごをブレンドしたキレが特徴の酸味スッキリタイプ。特に、華やかな芳香と独特の酸味を持つ紅玉は最近では稀少で、契約栽培によって品質と収穫量を確保している。「銀のねぶた」は香り豊かな王林りんごをベースにふじりんごな...»
青森県名産のりんごを100%使ったノンアルコールの炭酸飲料。まるごとのりんごのみずみずしさと、雑味のないスッキリとしたソーダの味わいが楽しめる。”シャイニー”は、青森県ではりんごジュースのブランドとして有名。ブランド名の由来は、それまでリンゴジュースは透明という概念があったが、開発したりんごジュースが太陽のように光輝く乳白色だったので、その素晴らしい発色のイメージと語感の響きから。炭酸飲料にはクリアなイメージがあるため、透明果汁を使用している。リンゴ飲料の味はバランスが決め手と言われる。老舗メーカーならではの絶妙の味をお試しあれ。...»