青森 観光ガイド

青森県には白神山地、恐山、大島などの観光スポット、青森ねぶた祭、弘前さくらまつり、八戸三社大祭などの観光イベント、アップルパイ、なかよし、フレンチなどのご当地グルメがあります。

青森県という雪国とりんごの産地というイメージが最も強く、そのイメージだけという人も多いでしょう。しかし青森県は世界自然遺産にもなった白神山地などを抱える自然が豊かで、春夏秋冬を楽しむことができる土地です。

青森県は夜越山スキー場、七戸町営スキー場、大鰐温泉スキー場といったスキー場を抱えており、特に大鰐温泉スキー場はスキーと温泉を楽しむことができます。有名なお祭りもあり、十和田湖、弘前城、八戸で行われるお祭りは青森県の冬の三大祭りといわれています。弘前城で行われる雪燈籠まつりは、天守閣と老松がライトアップされて、幻想的な風景を産み出しており、2014年で38回を数えるお祭りです。十和田湖で行われるお祭りでは冬花火や雪と氷に覆われた景色を楽しむことができる人気のお祭りで、八戸で行われる八戸えんぶりはみちのく五大雪まつりにもなっており、民俗芸能を楽しむことができます。

青荷温泉、浅虫温泉郷、酸ヶ湯温泉、十和田湖温泉郷、温湯温泉、下風呂温泉郷、みちのく深沢温泉、板留温泉、百沢温泉といった多くの温泉があるのも青森県の特徴で、冬景色の中で、温泉を楽しむことができます。

青森県の観光は冬ばかりではありません。冬に雪燈籠まつりがおこなわれる弘前城は桜の名所でもあり、桜の季節となると多くの観光客で賑わいます。北国で夏の楽しみというとピンとこないかもしれませんが、弘前市りんご公園ではりんごの収穫体験を楽しむことができるイベントなども行われ楽しむことができます。青森県にも鰺ヶ沢海水浴場といった海水浴場があり、北国の夏を満喫することができます。

青森県といえば食も忘れてはいけません。豊かな海産物を生で楽しむこともできますし、野菜と鱈を煮込み、塩や味噌で味付けをしたじゃっぱ汁、だいこんやにんじん、ごぼうなどの野菜と油揚げや凍み豆腐を味噌に煮込んだ津軽の郷土料理のけの汁など、体を芯から温めてくれる青森県の冬の代表的な料理も旅の楽しみのひとつといえるでしょう。青森県はB級グルメも豊富で、八戸十和田バラ焼き、ホタテ貝焼き味噌など、食の楽しみは尽きません。

青森 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

弘前公園

世界に誇る桜の名所

弘前公園は、青森県弘前市の中心部、下白銀町に位置する美しい都市公園です。江戸時代に津軽藩の居城として栄えた弘前城の城跡を中心に整備され、現在では日本を代表する桜の名所として知られています。春の「弘前さくらまつり」をはじめ、秋の「菊と紅葉まつり」、冬の「雪燈籠まつり」など、四季折々の祭りが開かれ、全国から多くの観光客が訪れる観光拠点です。 弘前公園は、明治28年(1895年)に城跡を公園として一般開放されたことに始まります。現在の面積はおよそ49.2ヘクタールで、城郭や堀、石垣、土塁などがほぼ当時のまま残り、国の史跡に指定されています。また、園内には50種、約2,600本の桜が植えられており、...»

白神山地

神秘の原生林で生命の息吹を感じる

白神山地は、青森県から秋田県にかけて広がる山岳地帯の総称であり、1993年(平成5年)12月に屋久島とともに日本で初めてユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。その登録理由には「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布している」と明記されており、自然の神秘を今に伝える地域として世界的に高く評価されています。...»

弘前城

春爛漫の桜絵巻、歴史浪漫の城郭

津軽の歴史と桜に彩られた名城 弘前城は、青森県弘前市の中心部に位置する美しい平山城であり、津軽地方の歴史と文化を今に伝える貴重な史跡です。標高およそ50メートルの小高い丘の上に築かれ、かつては津軽藩の政治・経済・軍事の中心として機能していました。江戸時代を通して津軽氏の居城であり、藩政の要であったこの城は、廃藩置県以降もその姿を大きく変えることなく、今なお往時の面影を色濃く残しています。 弘前城は、日本の「現存12天守」のひとつに数えられる貴重な存在であり、またその全体構成を含めて国の史跡に指定されています。さらに、天守や櫓、門など9棟の建造物は国の重要文化財として保護されており、日本城郭...»

青池

神秘的な青色の湖

白神山地に抱かれた幻想的な湖「青池」 青池は、青森県と秋田県にまたがる世界自然遺産・白神山地の中にある「十二湖」の一つで、その名の通り鮮やかなコバルトブルーの水面が特徴の神秘的な湖です。標高1000メートル級の山々に囲まれた静寂の中にあり、その透き通った水面は周囲の木々を鏡のように映し出し、まるで別世界に迷い込んだかのような幻想的な景色を作り出しています。...»

奥入瀬渓流

奇跡的な自然条件が生んだ神秘の世界

十和田八幡平国立公園の中にある美しい渓流 奥入瀬渓流は、青森県十和田市に位置する十和田八幡平国立公園内にあり、十和田湖から唯一流出する河川である奥入瀬川の約14kmにわたる流れを指します。この地域は、四季を通じて様々な景観を見せることから、多くの観光客を魅了しています。 四季折々の美しさ 奥入瀬渓流は、春の新緑、夏の涼しげな緑陰、秋の紅葉、冬の雪景色と、どの季節でも異なる美しさを楽しむことができます。特に、新緑や紅葉の時期は、多くの人々が訪れる人気のシーズンです。 遊歩道と滝 渓流には遊歩道が整備されており、約4時間半のトレッキングが楽しめます。道沿いには大小さまざまな滝が点在し、訪れ...»

恐山菩提寺

死者の魂が宿る霊山

恐山菩提寺は、862年に天台宗の僧・円仁がこの地を訪れ、地蔵尊を安置したのが始まりとされています。この寺は「比叡山」「高野山」と並び、日本三大霊場の一つとして広く知られています。恐山は、死者の霊魂が集まる場所として信じられており、多くの人々が訪れます。 恐山大祭とイタコの口寄せ 恐山大祭では、イタコと呼ばれる巫女が死者の霊をこの世に呼び寄せる「口寄せ」を行います。この儀式では、故人と現実に対話することができるとされ、多くの参拝者が訪れます。 地蔵堂には、本尊である延命地蔵菩薩が安置されています。 境内の特徴と自然 恐山の境内には、宇曽利山湖寄りに噴気や温泉が湧き出ており、賽の河原や極...»

鶴の舞橋

日本一長い木造の三連太鼓橋

鶴の舞橋は、青森県北津軽郡鶴田町に位置する日本を代表する木造橋であり、その美しい姿から全国的に注目を集めています。全長はおよそ300メートルに及び、日本一長い木造の三連太鼓橋として知られています。橋は「津軽富士見湖」と呼ばれる農業用ため池・廻堰大溜池に架けられており、背景には津軽富士とも称される岩木山の雄大な姿が広がります。...»

十二湖

太古の自然に湧く湖

白神山地に抱かれた湖沼群 十二湖は、青森県西部の白神山地の一角に広がる、33の湖沼群の総称です。津軽国定公園の中に位置し、標高1000メートルを超える山々に囲まれた自然豊かな地域にあります。この地は、世界自然遺産に登録された白神山地の一部であり、手つかずの大自然がそのまま残る貴重な場所として知られています。...»

恐山

カルデラ湖である宇曽利山湖を囲む山と活火山である標高878メートルの釜臥山の総称で恐山と呼ばれる。 「比叡山」「高野山」と並び日本三大霊場の一つと言われ、曽利山湖の湖畔には恐山菩提寺があり、死者の霊魂が集まる場所と信じられている。 恐山の「地獄」付近には火山性ガス(亜硫酸ガス)が充満していて、硫黄臭を放出している。火山性ガスの影響で、草木が生えず動物も稀であることから、これらが地獄や霊場と同一視されるようになった。 恐山を参拝した際、頭痛、倦怠感など有毒ガスによる軽い中毒症状を発症する場合がある。 周辺の川や湖の川底や湖底から硫化水素が噴出し酸性湖となっているため透明度が高い。 山中...»

立佞武多の館

立佞武多の館は、青森県五所川原市に位置する文化施設で、毎年8月に開催される「五所川原立佞武多」の象徴ともいえる大型ねぷたを常設展示している場所です。館内では、高さ約23メートルにも及ぶ巨大な山車を間近に見られるほか、美術展示や体験コーナー、展望ラウンジなど多彩な楽しみ方が用意されています。 ...»

青森ねぶた祭

見て、踊って、東北三大祭り

青森市で開催される夏祭りで、東北三大祭りの一つとして知られています。この祭りの歴史は古く、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 8月2日から7日まで開催され、毎年200万人以上の観光客が訪れます。祭りは、1日の浅虫温泉花火大会と青い海公園特設ステージでの前夜祭から始まります。 2日と3日の夜は、子ども用の約15台のねぶたと大型のねぶたが運行され、4日から6日の夜は約20台の大型のねぶたが運行されます。 7日は、昼間にねぶたが運行され、夜は花火大会と優勝したねぶたの海上運行で幕を閉じます。 青森ねぶた祭りの起源は、かつて坂上田村麻呂が敵を油断させておびき寄せるために大燈籠・笛・太鼓...»

仏ヶ浦

白緑色の奇岩・巨岩が海岸沿いに2キロメートル以上にわたり仏のように群立。それぞれの奇勝には、浄土のイメージを重ねて「如来の首」「五百羅漢」「極楽浜」などの名が付けられている。 1500万年前に海底火山から噴出した火山灰が押し固められ、それが雨や波で削り取られて形成された。 国の名勝および天然記念物に指定されている。日本の秘境100選、日本の地質百選にも選定された。 歩道で海岸に行くことができるが、100メートル以上の高低差がある急峻な地形で、海岸沿いに展開する長大な景観であり、海上からでなければその全体像は把握できない。佐井村佐井港およびむつ市脇野沢港からの観光船がある。仏ヶ浦の概要 ...»

十和田湖

十和田八幡平国立公園の中にあり、十和田観光の中核となる湖。湖面標高400mの二重式カルデラ湖。 十和田火山の大噴火と陥没によってできたと考えられている。水深は最も深い地点で327m、周囲44km、面積61.02平方km。 地殻変動によってできた地層が断崖となって湖岸を囲んでいる。 湖上遊覧ができるほか、瞰湖台(かんこだい)、御鼻部山(おはなべやま)展望台などからの眺めも美しく、乙女の像などの見どころも多い。 四季それぞれに美しいが、特に紅葉の美しさは日本一とも言われる。 湖畔沿いは、樹木が芝生に木陰をつくり、美しい景色を眺めながらのんびり散策を楽しむことができる。湖に突き出した中山半...»

蕪嶋神社

ウミネコと共に生きる信仰と自然の聖地

蕪嶋神社は、青森県八戸市鮫町の「蕪島」に鎮座する由緒ある神社です。この島は、国の天然記念物にも指定されているウミネコの繁殖地として広く知られ、神社と自然が見事に調和した独特の景観が訪れる人々を魅了しています。春には菜の花が一面に咲き誇り、青い海、白いウミネコ、赤い鳥居が織りなす光景は、まさに自然と信仰の融合といえるでしょう。...»

大間崎

朝日と夕日が両方とも見られる日本本土の最北端の地

本州最北端に位置する岬。晴れた日は津軽海峡をはさんで函館山から恵山岬にかけての北海道の海岸が目前に広がる。 岬には「ここ本州最北端の地」の石碑が建ち、一帯は公園として大規模に整備され、土産店や食堂が立ち並ぶ。 大間崎の概要 大間崎は、青森県下北半島の最北端に位置する岬で、日本本土の最北端の地として知られています。津軽海峡を挟んで北海道を望むことができるこの岬は、美しい海景と新鮮な海産物で多くの観光客を魅了します。大間崎は、特にマグロ漁で有名で、大間のマグロは国内外で高く評価されています。 地理と特徴 大間崎は、北緯41度33分に位置し、日本本土最北端の地として観光名所となっています。...»

弘前市

弘前市は、青森県西部に位置する歴史と文化に彩られた都市であり、日本で最初に市制を施行した都市の一つとして知られています。青森県の中南地域に属し、江戸時代には弘前藩の城下町として発展しました。現在も津軽地方の中心都市として約30万人規模の弘前都市圏を形成しており、学術・文化・観光の拠点として重要な役割を果たしています。 また、市内には青森県唯一の国立大学である弘前大学をはじめ、複数の私立大学が立地しており、学園都市としての性格も強く残されています。さらに、計量特定市に指定されている点も特徴的です。...»

黄金崎 不老不死温泉

黄金崎不老不死温泉は、青森県西津軽郡深浦町舮作(へなし)にある、絶景とともに楽しめる名湯として知られています。日本海に沈む夕陽を眺めながら湯浴みできる露天風呂は、多くの観光客や温泉愛好家にとって憧れの存在です。その名の通り「不老不死」を願うような力強い温泉で、心身を癒す特別な時間を提供してくれます。...»

蕪島

ウミネコが舞う八戸の聖地

自然と信仰が共存する神聖な島 蕪島は、青森県八戸市鮫町に位置する、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定された特別な場所です。太平洋に面した種差海岸の最北にあり、2013年には三陸復興国立公園の一部として指定されました。もともとは完全な離島でしたが、1942年(昭和17年)に旧日本海軍によって埋め立て工事が行われ、現在は陸続きとなっています。今では多くの観光客や参拝者が訪れ、自然と信仰が共存する八戸を代表する観光名所となっています。 ...»

恐山温泉

霊界のほとりに湧く神秘の湯

恐山温泉は、青森県むつ市田名部字宇曽利山に位置し、恐山円通寺の境内に湧き出る霊泉です。この温泉は、明治から昭和初期にかけて存在した恐山鉱山(硫黄鉱山)の掘削作業中に偶然噴出したもので、古くからその霊験と効能が信仰の対象となってきました。 恐山とその地熱地帯 恐山は、活火山として知られ、その周辺は地熱と噴気が特徴的な地帯です。恐山円通寺境内は、火山性ガスが常に噴出しており、独特の硫黄臭が漂います。この硫黄の香りは、恐山温泉の特徴的な香りとしても知られ、訪れる人々に強い印象を与えます。 温泉の歴史と利用法 かつて、徒歩で恐山を訪れた参拝者たちは、この霊泉を利用して身を清め、祈りを捧げました...»

弘前さくらまつり

弘前さくらまつりは、青森県弘前市で毎年春に開催される、東北を代表する花の祭典です。弘前四大まつり(弘前ねぷたまつり、弘前城菊と紅葉まつり、弘前城雪燈籠まつり)のひとつに数えられ、全国から約200万人もの観光客が訪れる盛大なイベントとして知られています。例年4月23日から5月5日にかけて開催され、桜の開花状況にあわせて会期が調整されることもあります。...»

弘前ねぷたまつり

弘前ねぷたまつりは、青森県弘前市で毎年8月1日から7日まで開催される夏の風物詩であり、「弘前さくらまつり」「弘前城菊と紅葉まつり」「弘前城雪燈籠まつり」と並ぶ弘前四大まつりのひとつです。例年160万人以上の観客が訪れる大規模な祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。 勇壮な武者絵が描かれた扇ねぷたや組ねぷたが、市民の「ヤーヤドー」という勇ましい掛け声とともに市内を練り歩く光景は圧巻です。三国志や水滸伝といった物語を題材にした力強い鏡絵と、裏面に描かれる妖艶な美女の見送り絵の対比も、弘前ねぷた独自の魅力となっています。...»

津軽富士見湖

津軽富士見湖は、青森県北津軽郡鶴田町に広がる人造湖で、正式名称を廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)といいます。背後には「津軽富士」とも称される美しい岩木山がそびえ、湖面にその姿を映す景観は、古くから人々に愛されてきました。青森県下で最大の人造湖であり、農業用水を供給する重要な役割を果たしつつ、観光地としても多くの人々を魅了しています。...»

八戸三社大祭

八戸の夏を彩る伝統行事

八戸三社大祭は、青森県八戸市で毎年7月31日から8月4日にかけて開催される、東北地方を代表する壮麗な祭りです。約300年にわたる歴史と伝統を受け継ぎ、国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、2016年にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」のひとつとして世界的にも評価されています。 ...»

津軽藩ねぷた村

津軽藩ねぷた村は、青森県弘前市に位置する体験型の観光施設で、弘前ねぷた祭りを中心に津軽地方の文化や伝統を一度に楽しむことができるスポットです。重要無形民俗文化財である「弘前ねぷたまつり」の展示に加え、津軽三味線の生演奏や工芸品の制作体験、日本庭園の散策など、多彩な魅力に触れることができます。...»

五所川原立佞武多

五所川原立佞武多は、青森県五所川原市で毎年夏に行われる壮大な祭礼で、青森の「ねぶた祭」、弘前の「ねぷた祭」と並び「青森三大佞武多」のひとつとされています。その起源は民俗行事「眠り流し」にさかのぼり、もともとは眠気や災厄を流し去る意味合いを持ったものでした。五所川原では明治から大正期にかけて、特に巨大なねぷたが作られたことで有名でしたが、電線の設置や二度の大火によって次第に小型化を余儀なくされました。 しかし、1996年(平成8年)、有志の手によって巨大ねぷたが約80年ぶりに復活し、「立佞武多」と名付けられました。1999年(平成11年)には祭り自体の名称も正式に「五所川原立佞武多」となり、現...»

弘前城雪燈籠まつり

弘前城雪燈籠まつりは、青森県弘前市の弘前公園を舞台に毎年2月中旬に開催される、冬の風物詩ともいえるお祭りです。春の「弘前さくらまつり」、夏の「弘前ねぷたまつり」、秋の「弘前城菊と紅葉まつり」と並び、弘前四大まつりのひとつとして多くの人々に親しまれています。また、「みちのく五大雪まつり」のひとつにも数えられ、東北を代表する冬祭りとして全国から観光客が訪れます。 厳しい寒さに包まれる北国の冬を、美しくそして楽しく過ごしてほしいという思いから始まったこの祭りは、雪と光が織りなす幻想的な世界を楽しむことができる特別な行事です。園内は雪燈籠やミニカマクラの灯りで彩られ、夜にはライトアップされた弘前城天...»

岩木山

岩木山は、青森県弘前市と西津軽郡鰺ヶ沢町にまたがる美しい火山で、標高1,625メートルを誇り、青森県の最高峰として知られています。その堂々たる山容から「津軽富士」とも呼ばれ、古くから津軽地方の人々に親しまれてきました。さらに日本百名山および新日本百名山に選定されており、全国的にも登山愛好者や観光客から人気を集めています。 地元の人々は、敬意を込めて「お岩木様」あるいは「お岩木山」と呼ぶこともあり、ただの山という存在にとどまらず、信仰や文化に深く結びついていることがうかがえます。...»

高山稲荷神社

高山稲荷神社は、青森県つがる市牛潟町鷲野沢に位置する、東北地方を代表する稲荷神社のひとつです。標高約22メートルの小高い地に鎮座し、古くから五穀豊穣・海上安全・商売繁盛の神様として信仰を集めてきました。境内には「千本鳥居」と呼ばれる朱色の鳥居が連なり、訪れる人々を幻想的な異世界へと誘います。その景観は、京都の伏見稲荷大社にも劣らない美しさを誇り、四季折々の自然と調和して訪れる人々を魅了しています。 ...»

八戸市

八戸市は、青森県東部に位置する中核市であり、県都・青森市に次ぐ人口を誇る都市です。南部地方の中心都市として古くから発展を遂げ、現在では商業・文化・交通の拠点として多彩な魅力を持っています。八戸市は1929年に市制を施行し、青森市、弘前市とともに青森県主要3市の一角を担っています。 この街は古代からの歴史を受け継ぎ、縄文文化を伝える遺跡群や、江戸時代の八戸藩の面影を残す史跡、さらに現代に息づく伝統芸能や郷土料理など、観光資源が非常に豊富です。また、東北新幹線の開通により首都圏からのアクセスも良く、多くの観光客が訪れる都市となっています。...»

八食センター

八戸の味覚が一堂に会する「食のテーマパーク」

八戸の台所として親しまれる巨大市場 八食センターは、青森県八戸市河原木にある、地域を代表する大型市場型商業施設です。1980年に開業して以来、八戸市民の台所として長年親しまれ、今では県内外から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットとなっています。 施設は全長約170メートルにおよぶ広大な市場棟で構成されており、約70店舗の専門店が並びます。新鮮な魚介類や青果、精肉、乾物、銘菓、地酒など、あらゆる「食」がここに集まっています。八戸港で水揚げされたばかりの海産物が並ぶ店先は、活気にあふれ、地元ならではの温かい雰囲気に包まれています。...»

藤田記念庭園

藤田記念庭園は、青森県弘前市上白銀町に位置する広大な日本庭園です。総面積は約21,800平方メートルと東北地方でも有数の規模を誇り、園内には大正浪漫を感じさせる洋館や和館、さらに歴史を物語る倉庫などが点在しています。2003年(平成15年)には、これらの建物群が国の登録有形文化財に指定され、貴重な文化的資産として大切に保存されています。...»

種差海岸

種差海岸は、青森県八戸市の最東部、太平洋に面した美しい海岸です。全長約12kmにわたる広大な海岸線は「三陸復興国立公園」の一部に含まれており、1937年には国の名勝にも指定されました。天然の芝生が海辺まで広がる稀有な景観と、四季折々に咲き誇る650種を超える植物の群生、さらには奇岩や白砂の浜など、多彩な自然美を堪能できる日本有数の観光地です。...»

北金ヶ沢のイチョウ

日本一の巨樹が放つ神秘の魅力

北金ヶ沢のイチョウは、青森県西津軽郡深浦町にそびえる日本最大級のイチョウの巨木です。その雄大な姿と信仰にまつわる伝承は、訪れる人々の心を魅了し続けています。地元では「北金ヶ沢の大イチョウ」とも呼ばれ、国の天然記念物にも指定されており、深浦町を代表する観光名所のひとつとなっています。...»

岩木山神社

岩木山神社は、青森県弘前市百沢、津軽の象徴ともいえる岩木山の南東麓に鎮座する神社です。地元では「お岩木さま」「お山」「奥日光」などの愛称で親しまれています。旧社格は国幣小社に列せられ、津軽国一宮として津軽地方の人々の信仰を集めてきました。 古くから農業や漁業の守護神、津軽開拓の神、さらに祖霊を鎮める場所として崇められ、地域の暮らしと深く結びついています。また、神社の参道はそのまま岩木山の登山道のひとつとしても利用されており、奥宮は岩木山の山頂付近に祀られています。...»

深浦町

深浦町は、青森県西津軽郡に位置し、日本海に面する美しい自然と歴史ある文化を兼ね備えた町です。雄大な白神山地や十二湖をはじめとする豊かな自然環境が広がり、森林浴や観光に訪れる人々に癒しを与えています。また、古くから漁業や交易で栄え、現在でも歴史や文化を感じられる名所が多く存在します。...»

弘前城 菊と紅葉まつり

弘前城菊と紅葉まつりは、青森県弘前市の弘前公園内で毎年秋に開催される、弘前四大まつりのひとつです。春の「弘前さくらまつり」、夏の「弘前ねぷたまつり」、冬の「弘前城雪燈籠まつり」と並び、秋を代表する行事として多くの観光客を魅了しています。 この祭りは、弘前市が所有・管理する弘前城植物園を会場に行われ、園内には約1,000本の楓や約2,600本の桜が紅葉し、色とりどりの菊とともに華やかに彩られます。深まる秋を花と紅葉で表現する、弘前ならではの風情あふれるお祭りです。...»

暗門滝

白神山地が育む神秘の三段滝

自然が織りなす名勝地「暗門滝」 暗門滝は、青森県中津軽郡西目屋村に位置する名瀑で、白神山地を流れる暗門川に懸かる三段の滝の総称です。この滝は、1981年(昭和56年)に「赤石渓流暗門の滝県立自然公園」として指定され、その後2017年(平成29年)に「津軽白神県立自然公園」と改称されました。ブナ林に囲まれた白神山地の自然とともに、滝が奏でる迫力ある水音は訪れる人々を魅了し続けています。...»

弘前市りんご公園

観光・遊び・学びが詰まったリンゴの楽園

りんごの街・弘前を代表する観光スポット 弘前市りんご公園は、青森県弘前市にある“りんご王国”を象徴する観光施設です。約9.7ヘクタールの広大な敷地には、約80種類・2,300本ものりんごの木が植えられ、四季を通して美しい風景とりんごの香りに包まれています。りんご狩り体験をはじめ、シードルの醸造見学、文化財の見学など、観光・遊び・学びを一度に楽しめる人気のスポットです。 ...»

太宰治記念館「斜陽館」

太宰治記念館「斜陽館」は、青森県五所川原市金木町にある文豪・太宰治の生家であり、現在は市立の記念館として一般公開されています。建物は1907年(明治40年)に完成し、2004年には国の重要文化財に指定されました。近代和風建築の代表例としても高く評価され、文学的価値と建築的価値を兼ね備えた施設です。...»

鶴田町

鶴田町は、青森県北津軽郡に位置し、豊かな自然と農業文化に恵まれた町です。津軽平野の中心部に広がるこの地域は、津軽地方特有の肥沃な土壌と気候を活かし、古くからリンゴやブドウの栽培が盛んに行われてきました。特に、ブドウの品種「スチューベン」は生産量日本一を誇り、その甘みと芳醇な香りで全国に名を馳せています。また、雄大な岩木山を望む絶景や、温かみある木造建築の「鶴の舞橋」、そして伝統文化を今に伝える施設など、観光資源も豊富に揃っています。...»

日本キャニオン

日本キャニオンは、青森県西津軽郡深浦町に位置する壮大な景勝地です。世界自然遺産・白神山地の日本海側に広がるこの地は、津軽国定公園に含まれていますが、白神山地世界遺産地域には含まれていません。それでもなお、日本では珍しい白い岩肌を見せる断崖絶壁は訪れる人々を魅了し、特異な景観美を誇っています。 ...»

金剛山 最勝院

最勝院は、青森県弘前市銅屋町に位置する真言宗智山派の名刹で、正式名称を金剛山光明寺最勝院と称します。山号は「金剛山」、寺号は「光明寺」とされ、長きにわたり地域の人々の信仰を集めてきました。とりわけ、境内にそびえる五重塔は「東北一の美塔」と称され、その均整の取れた美しい姿は訪れる人々を魅了してやみません。 この五重塔は国の重要文化財に指定されており、重要文化財の五重塔としては日本最北端に位置します。高さは約31.2メートルにも及び、釘を一本も使わずに建築された貴重な木造建造物です。青森県で初めて国の重要文化財に指定された建造物でもあり、歴史的にも文化的にも非常に価値の高い寺院といえるでしょう。...»

八戸えんぶり

春を告げる八戸地方の伝統芸能

八戸えんぶりは、青森県八戸市およびその周辺地域で毎年2月に開催される、春の訪れと五穀豊穣を祈願する郷土芸能です。約800年の歴史を持ち、長い冬を越えて春を迎える喜びを表現した祭りとして知られています。その荘厳かつ華やかな舞は、地域の人々の信仰と暮らしの歴史を今に伝えています。 ...»

道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」

鶴田町の魅力が詰まった交流拠点

道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」は、青森県北津軽郡鶴田町に位置し、国道339号沿いにある地域の魅力発信拠点です。「あるじゃ」という愛称には、スペイン語の「Grulla(鶴)」と「Ala(翼)」を合わせた造語で「鶴の翼」という意味が込められています。また、津軽弁で「ここにある」「見つけた」という親しみやすい響きを持ち、地元の人々からも愛される名称です。 ...»

根城

根城は、青森県八戸市根城に所在する歴史的な城跡で、国の史跡に指定され、さらに日本100名城のひとつとしても選ばれています。南北朝時代に築かれ、約300年間にわたり八戸地方の中心として栄えたこの城は、現在では「史跡 根城の広場」として整備され、当時の面影を現代に伝える貴重な文化遺産です。 ...»

JR五能線 木造駅

木造駅は、青森県つがる市木造房松にある、JR東日本五能線の駅です。津軽平野の中央部に位置するこの駅は、全国的にも珍しい遮光器土偶をモチーフにした駅舎で知られており、訪れる人々に強烈な印象を残しています。巨大な土偶の顔をかたどった外壁は迫力満点で、地元の人々からは「しゃこちゃん」の愛称で親しまれています。 ...»

浅虫水族館

郷土感あふれるパフォーマンス!青森ならではの海洋体験

約300種8千点の水生生物を飼育・展示する本州最北端の大規模水族館です。浅虫温泉駅から徒歩圏内で、温泉宿泊客を中心に人気を集めています。...»

青森県立美術館

縄文と現代が共鳴するアートの聖地

青森県立美術館は、青森市の郊外に位置し、隣接する「三内丸山遺跡」と深く関わりを持つ、独創的で洗練された建築が印象的な美術館です。白を基調とした建物は、一見するとシンプルながらも、複雑で緻密な造形が施され、自然と調和しながらも強い存在感を放っています。 ...»

三内丸山遺跡

縄文時代の古代ロマンが息づく壮大な史跡

三内丸山遺跡は、青森県青森市に位置する日本最大級の縄文時代の集落跡であり、国の特別史跡に指定されています。約5,900年前から4,200年前の長い期間にわたって人々が生活していたと考えられ、縄文時代の文化や生活を知る上で極めて重要な遺跡です。 ...»

八甲田ロープウェー

大自然の絶景と季節の魅力を満喫

八甲田山は、高層湿原や高山植物、トレッキング、紅葉狩り、スキー、樹氷ウォンチングなど、季節ごとにさまざまな魅力が楽しめる観光スポットです。 春の新緑、夏の高山植物、秋の紅葉、冬の樹氷など、八甲田(八甲田連峰)の美しい自然景観が一望できます。天候に恵まれれば、青森市街地や陸奥湾、津軽半島、下北半島、岩木山なども眺めることができます。...»

八甲田山

雄大な自然と四季折々の魅力

青森市南側にそびえる八甲田山は、10の山々からなり、櫛ケ峰を含む6峰の南八甲田と呼ばれる連峰が特徴です。四方に広がる川や美しい渓谷、滝が点在し、湿地帯や高山植物も楽しめます。 新緑の6月や紅葉の10月、スキーシーズンの11月下旬から5月中旬まで、季節ごとに魅力的な表情を見せる八甲田山は、多くの観光客が訪れます。また、登山道の整備やロープウェーの利用により、子供から大人まで気軽にトレッキングを楽しむこともできます。...»

青函連絡船 メモリアルシップ 八甲田丸

黄色い雄姿が語る海の街の記憶

海の街・青森の象徴として、青函連絡船の80年の歴史を刻んでいます。この黄色い船体は、青函トンネル開通後も海路で本州と北海道を結んでいた時代の思い出を彷彿させます。 1908年から1988年まで多くの乗客と貨物を運び続けた八甲田丸は、青函連絡船廃止後、そのまま保存され、記念碑となりました。当時のままの本物のエンジンルームやブリッジなども見学できます。...»

三戸城跡 城山公園

三戸城跡城山公園は、青森県三戸町に位置する歴史と自然が調和した名所です。戦国時代にこの地方を治めていた南部氏が築いた城の跡地を中心に整備され、公園全体が「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。2022年3月15日には「国史跡」に指定され、全国的にも注目を集める歴史的価値の高い場所です。...»

くろくまの滝

くろくまの滝は、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する、落差85メートル、幅15メートルの県内最大級の滝です。日本の滝百選にも選ばれており、四季折々に豊かな表情を見せるその姿は、訪れる人々の心を強く惹きつけています。滝の形状がまるで観音菩薩が両手を合わせ合掌しているように見えることから、古くから信仰の対象とされ、神聖な場所として親しまれてきました。 ...»

瑞楽園

瑞楽園は、青森県弘前市宮舘字宮舘沢に位置する日本庭園で、津軽地方独自の庭園文化である「大石武学流」の代表的な作品として知られています。昭和54年(1979年)には国の名勝に指定され、その歴史的価値と美しさが高く評価されています。...»

津軽岩木スカイライン

津軽岩木スカイラインは、青森県弘前市に位置する有料道路で、津軽地方の名峰「岩木山」の8合目までを車で一気に駆け上がることができる観光道路です。昭和40年(1965年)に開通して以来、多くの旅行者や登山者に利用され、青森を代表する観光ルートとして親しまれています。...»

つがる市

つがる市は、青森県の中西部に位置する市で、日本海に面し、豊かな自然と歴史的な遺産に恵まれた地域です。市の地理的特徴としては、日本海の美しい海岸線と、屏風山や往古之木嶺、三吉山といった山々、そして岩木川や山田川、古田川などの河川が流れる風光明媚な土地となっています。さらに、十三湖をはじめ、平滝沼、田光沼、冷水湖、大溜池など、多くの湖沼や池が点在しており、水辺の景観や自然の豊かさを存分に楽しむことができます。...»

高照神社

津軽信政を祀る弘前の名社

高照神社は、青森県弘前市の岩木山麓に鎮座する由緒ある神社です。江戸時代の弘前藩第4代藩主・津軽信政公の廟所として始まり、のちに信政を神として祀ったことから創建されました。社殿の多くは、平成18年(2006年)に国の重要文化財に指定されており、歴史的・文化的価値が非常に高い神社です。 ...»

櫛引八幡宮

櫛引八幡宮は、青森県八戸市に位置する歴史ある神社で、八幡大神(誉田別命)を祀っています。境内には国宝や重要文化財に指定された社殿や甲冑が数多く存在し、歴史と文化の重みを肌で感じられる貴重な場所です。荘厳な雰囲気を持つ境内は「八幡山」と呼ばれ、樹齢100年を超える杉が立ち並び、訪れる人々に神聖で静謐な空気を与えてくれます。 ...»

盛美園

明治時代の和洋折衷の館と三名園

盛美園は、青森県平川市猿賀石林に位置する、明治時代を代表する和洋折衷の庭園です。約3,600坪(1.2ヘクタール)という広大な敷地に、池泉枯山水回遊式庭園が広がり、津軽地方に多く見られる大石武学流の造園様式を代表する名園として知られています。明治35年(1902年)に着工し、9年の歳月をかけて完成したこの庭園は、京都の「無鄰庵」「清風荘」と並び、明治の三名園の一つとして高い評価を受けています。 ...»

白神岳

白神岳は、青森県西津軽郡深浦町に位置する標高1,235メートルの名峰であり、世界遺産・白神山地の象徴的な山のひとつです。日本二百名山にも選定されており、豊かな自然環境とともに、多くの登山者や自然愛好家を惹きつけています。山頂には一等三角点(1,231.9メートル)が設置され、周囲の白神山地の雄大な風景を一望できる絶景スポットとして知られています。 ...»

りんごの家

りんごの魅力を五感で味わう

りんご愛が詰まった魅力あふれる空間 「りんごの家」は、青森県弘前市にある「弘前市りんご公園」内の人気施設で、りんごをテーマにした多彩な商品や体験が楽しめるスポットです。館内では、りんごをモチーフにしたオリジナルの工芸品やお菓子など、約1,200種類もの「りんご関連グッズ」が販売されています。津軽の伝統工芸とりんごの可愛らしさが融合した商品は、お土産としても大変人気があります。...»

千畳敷(青森県)

千畳敷は、青森県西津軽郡深浦町に位置する壮大な海岸で、津軽国定公園の一部をなしています。その名の通り、まるで千枚の畳を敷き詰めたように広がる岩場が特徴的であり、訪れる人々に大自然の迫力と美しさを存分に味わわせてくれる景勝地です。地元では「深浦千畳敷」とも呼ばれ、歴史的な逸話や地質学的な価値、そして観光資源としての魅力を兼ね備えています。...»

葦毛崎展望台

太平洋を一望する絶景の地

葦毛崎展望台は、青森県八戸市の最東部、種差海岸の北端に位置する展望施設です。海抜22メートルの険しい断崖の上に立つその姿は、まるで海を見張る砦のようで、訪れる人々に雄大な太平洋のパノラマを見せてくれます。ここは、「三陸復興国立公園」の一部であり、国の名勝「種差海岸」の魅力を存分に味わうことができる観光スポットです。...»

館鼻岸壁朝市

館鼻岸壁朝市は、青森県八戸市の八戸漁港(館鼻漁港)で毎年3月から12月までの毎週日曜日に開催される日本最大級の朝市です。出店数は約350店舗、来場者数は毎週3万人以上にのぼり、その規模と活気は全国的にも有名です。地元では「館鼻朝市」とも呼ばれ、八戸市を代表する観光名所の一つとして広く知られています。第1回目は2004年3月21日に開催され、今では観光客や地元の人々にとって欠かせない週末の風物詩となっています。 ...»

鶴田町 歴史文化伝承館

木造校舎に息づくふるさとの記憶

鶴田町歴史文化伝承館は、青森県北津軽郡鶴田町にある歴史と文化を学ぶ施設で、かつての水元小学校の校舎を活用して作られました。明治9年(1876年)に創立され、昭和11年(1936年)に建てられた木造校舎は、青森ヒバを使用した堅牢な造りが特徴です。全国的にも現存する例が少ない貴重な建物として、町の文化財に指定されています。 ...»

十三湖

十三湖は、青森県津軽半島の北西部、日本海に面した場所に位置する汽水湖です。地元の津軽地方では「十三潟(じゅうさんがた)」とも呼ばれており、古くから人々の暮らしと深く関わってきました。その自然環境や歴史的背景、特産物のしじみ、さらには観光資源としても多くの魅力を備えており、訪れる人々を楽しませています。 ...»

八戸公園(こどもの国・植物園)

八戸公園は、青森県八戸市に位置する総合公園で、広大な37ヘクタールの敷地を誇ります。園内は「こどもの国」と「八戸植物公園」を中心に、自然や動物とのふれあい、遊具やアクティビティが楽しめる9つのゾーンで構成されており、市民や観光客の憩いの場として親しまれています。特に桜の名所としても有名で、春には花見客で大いに賑わいます。 ...»

津軽漆器

津軽の伝統が息づく美の結晶

津軽漆器は、青森県津軽地方で生産される日本を代表する伝統的な漆器であり、1873年(明治6年)以降は「津軽塗(つがるぬり)」とも呼ばれています。繊細で重厚な美しさを兼ね備えたこの漆器は、1975年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品に、さらに2017年には国の重要無形文化財にも指定され、その高い芸術性と技術が評価されています。 ...»

太平山 長勝寺

長勝寺は、青森県弘前市にある曹洞宗の名刹で、山号を太平山と称し、本尊には釈迦如来を祀っています。創建は1528年(享禄元年)にまでさかのぼり、津軽氏の祖である大浦光信の菩提寺として鯵ヶ沢に建立されました。その後、大浦、堀越と居城の移転にあわせて寺も移され、慶長15年(1610年)に現在の地へと定められました。境内には荘厳な本堂や庫裏をはじめ、歴代藩主や正室の霊廟、さらに五百羅漢で知られる蒼龍窟などがあり、津軽家の歴史と信仰を伝える貴重な寺院となっています。...»

弘前れんが倉庫美術館

記憶を継承する赤れんがの芸術空間

歴史ある煉瓦倉庫が現代美術館として再生 弘前れんが倉庫美術館は、青森県弘前市にある公立の現代美術館です。かつて明治・大正期に酒造工場として建てられた「吉野町煉瓦倉庫」を改修し、「記憶の継承」をテーマに新たな文化施設として生まれ変わりました。重厚な赤れんがの外観は往時の面影をそのままに、館内には現代アートを中心とした展示空間や市民が集えるスタジオ、ライブラリーが整備されています。 ...»

アップルパイ(弘前市)

りんご王国・弘前が誇る極上のアップルパイ

青森県弘前市は、全国でも知られるりんごの生産量日本一の街です。全国の約25%ものりんごがこの地で生産されており、まさに「りんご王国」と呼ぶにふさわしい地域です。そんな弘前市では、地元のりんごをふんだんに使ったアップルパイが名物として親しまれています。サクサクとしたパイ生地の中に、地元産の紅玉やふじ、王林など、その時期ごとに旬のりんごを贅沢に詰め込んだ逸品が並びます。 弘前市内には、なんと40店舗以上ものアップルパイを販売するお店があり、各店が素材や製法にこだわりを持っています。洋菓子店はもちろん、和菓子屋、パン屋、レストラン、喫茶店、ホテルなど、さまざまな業種の店でオリジナルのアップルパイを...»

八戸市博物館

八戸市博物館は、青森県八戸市に位置する市営の博物館です。市民の歴史や文化を広く紹介するだけでなく、訪れる人々に八戸の魅力を深く知ってもらうための拠点となっています。立地は、中世南部氏の居城跡である根城の敷地内で、周囲には「根城の広場」や復元された中世の住居があり、歴史を肌で感じられる環境にあります。 ...»

こぎん刺し

北国の知恵から生まれた刺し子の芸術

こぎん刺しとは、青森県津軽地方に古くから伝わる刺し子の技法で、「刺しこぎん」とも呼ばれています。津軽地方では、野良着のことを「こぎん(小衣・小巾・小布など)」と呼んでいたことから、その名称が生まれました。一般的には、藍染の麻布に白い木綿糸を用いて刺繍を施すのが特徴です。素朴でありながらも美しい幾何学模様が生み出されるこの刺し子は、津軽の厳しい自然環境と、そこに暮らす人々の知恵と工夫の結晶といえるでしょう。 ...»

旧第五十九銀行本店本館(青森みちのく銀行記念館)

旧第五十九銀行本店本館は、青森県弘前市に現存する歴史的建造物で、1904年(明治37年)に建設されました。第五十九国立銀行(現在の青森みちのく銀行)の本店として使用されたのち、1967年(昭和42年)からは記念館として保存され、一般公開されています。1972年(昭和47年)には、国の重要文化財に指定され、今日では弘前を代表する洋風建築のひとつとして、多くの観光客や建築愛好家に親しまれています。...»

旧弘前市立図書館

旧弘前市立図書館は、青森県弘前市下白銀町の追手門広場内に保存されている歴史的建造物です。この洋館は1906年(明治39年)に建設され、市内を代表する洋風建築のひとつとして知られています。赤いドーム屋根と八角形の双塔を備えた外観は大変印象的で、現在は青森県重宝に指定され、一般公開されています。館内では当時の雰囲気を味わいながら、郷土文学や出版物に触れることができ、観光客にも人気のスポットとなっています。...»

円覚寺(青森県深浦町)

円覚寺は、青森県西津軽郡深浦町に位置する真言宗醍醐派の名刹で、山号を春光山と号します。本尊は十一面観世音菩薩であり、津軽三十三ヶ所観音霊場の第十番札所としても知られています。古来より祈祷を専門とする祈願寺として栄え、船乗りや商人、地域住民から厚い信仰を集めてきました。...»

鶴田町 観光ぶどう園

日本一のスチューベンを味わう旅

甘く芳醇なスチューベンとの出会い 青森県鶴田町は、全国でも有数のぶどうの名産地として知られています。中でも特に有名なのが、スチューベン(Stuben)という品種です。アメリカ・ニューヨーク州生まれのこのぶどうは、昭和の時代に日本へ導入され、鶴田町の豊かな自然環境と丁寧な栽培技術によって、日本一と称される品質へと育ちました。現在、鶴田町では約97ヘクタールの広大な畑で栽培が行われ、年間およそ1,000トンものスチューベンが収穫されています。...»

八戸市水産科学館マリエント

八戸市水産科学館マリエントは、青森県八戸市に位置する「水産」をテーマとした観光文化施設です。全国屈指の水産都市である八戸市の魅力を存分に体験できる施設として、地元の人々はもちろん、多くの観光客からも親しまれています。館内には大水槽やタッチプール、立体映像シアターなどが整備され、子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。 ...»

行合崎海岸

奇岩と花々が織りなす絶景の岬

自然の造形美と芝生に包まれた穏やかな岬 行合崎海岸は、青森県深浦町に位置する美しい岬で、奇岩が点在しながらも一面が芝生に覆われた穏やかな風景が広がっています。初夏の6月中旬ごろになると、岬一帯にはニッコウキスゲの大群落が咲き誇り、海と花々の鮮やかなコントラストが訪れる人々を魅了します。オレンジ色の花々が潮風に揺れる光景はまさに絵画のようで、この季節には多くの観光客や写真愛好家が訪れます。...»

弘前市立博物館

弘前市立博物館は、青森県弘前市の歴史と文化を知るうえで欠かせない博物館です。弘前城のある弘前公園内に位置し、四季折々の美しい自然に囲まれながら、歴史的な建物と調和した落ち着いた雰囲気を漂わせています。館の設計を手掛けたのは、日本の近代建築を代表する建築家前川國男氏で、建物は1976年に完成し、翌年1977年に開館しました。...»

八戸屋台村 みろく横丁

八戸屋台村 みろく横丁は、青森県八戸市の中心部にある人気の観光スポットです。2002年(平成14年)11月19日にオープンし、翌12月1日の東北新幹線・八戸駅延伸開業に合わせて多くの人々に親しまれるようになりました。 ...»

八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館

八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館は、青森県八戸市是川に位置する縄文文化を発信する拠点施設です。国宝「合掌土偶」をはじめとする数々の貴重な出土品が展示されており、縄文時代の人々の暮らしや精神文化を体感できる場所として、多くの観光客や研究者から注目を集めています。 ...»

八戸市美術館

はちのへし びじゅつかん

八戸市美術館は、青森県八戸市にある市立美術館です。1986年(昭和61年)に開館し、青森県内で初めて博物館法に基づいて設立された美術館として知られています。2021年(令和3年)には新しい建築で再開館し、現代的な施設として多くの人々に親しまれています。 ...»

亀ヶ岡石器時代遺跡

亀ヶ岡石器時代遺跡は、青森県つがる市木造地区に位置する縄文時代晩期(約3,000~2,400年前)の大規模な集落遺跡です。一般には「亀ヶ岡遺跡」とも呼ばれ、特に1887年(明治20年)に出土した有名な遮光器土偶の発見地として広く知られています。この遺跡は1944年(昭和19年)に国の史跡に指定され、さらに2021年(令和3年)には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一部として世界文化遺産に登録されました。日本の縄文文化を象徴する重要な場所として、国内外から注目を集めています。 ...»

鮫角灯台

太平洋を見守る白亜の灯台

鮫角灯台は、青森県八戸市鮫町の岬に立つ白亜の灯台で、八戸港に出入りする船舶の安全を守る重要な役割を担っています。その美しい姿から「日本の灯台50選」にも選ばれており、国内を代表する灯台のひとつとして知られています。太平洋の青と、白く輝く灯台のコントラストが印象的で、写真撮影にも人気のスポットです。...»

つがる地球村

つがる地球村は、青森県つがる市に広がる複合型リゾート施設であり、自然と文化、そしてレジャーを融合させた観光スポットとして多くの方々に親しまれています。豊かな自然環境の中で、温泉やスポーツ、アウトドア体験を楽しむことができるだけでなく、イベントや国際交流の拠点としても活用されているのが大きな特徴です。訪れる人々に「感動」「遊び」「スポーツ」「寛ぎ」「アウトドア」という5つのテーマを提供し、それぞれの目的に合わせた多彩な楽しみ方が可能です。 ...»

関の甕杉

千年の時を刻む神秘の大杉

関の甕杉は、青森県深浦町関字栃沢にそびえる壮大なスギの巨木で、県の天然記念物に指定されています。推定樹齢はおよそ1,000年、樹高約35メートル、幹の太さは目通りで約7メートルにも達します。その堂々とした姿は圧倒的な存在感を放ち、訪れる人々に悠久の時を感じさせます。...»

旧 東奥義塾 外人教師館

旧東奥義塾外人教師館は、青森県弘前市に残る貴重な歴史的建造物です。1903年(明治36年)に、弘前市立東奥義塾(現・東奥義塾高等学校)に招かれていた外国人教師の宿舎として建設されました。1987年(昭和62年)に学校が移転する際、弘前市に寄贈され、修復のうえ一般公開が開始されました。そして1993年(平成5年)には、青森県重宝に指定されています。...»

西の高野山 弘法寺

津軽の地に息づく信仰と祈りの聖地

津軽に佇む高野山真言宗の古刹 西の高野山 弘法寺は、青森県つがる市にある高野山真言宗の名刹です。その歴史は古く、現存する七代目住職の位牌は600年以上前のものであると伝えられています。かつては洪水などの天災により一時消失しましたが、明治期に再興され、再び信仰の中心として地域に根づいてきました。昭和30年頃までは「高野山九十九森寺」と呼ばれていましたが、和歌山県の高野山に対し、極楽浄土を意味する“西”を冠して「西の高野山」と称されるようになり、のちに「弘法寺」と改称されました。...»

嶽温泉

嶽温泉は、青森県弘前市に位置する歴史ある温泉地です。標高の高い岩木山の麓に広がり、藩政時代から人々に親しまれてきた湯治場として知られています。豊かな自然に囲まれた環境の中で、硫黄の香り漂う源泉に浸かるひとときは、訪れる人々に深い癒しをもたらしてきました。近年、源泉の温度や湯量に変化が見られることもありますが、その歴史と伝統、そして温泉街の風情は今もなお健在です。...»

せんべい汁

モチモチとした食感がたまらない。鍋のうまみがせんべいに凝縮

せんべい汁は、鶏肉などで取っただしに、にんじんやごぼう、きのこなどの旬の具材を加え、しょうゆで煮立てた鍋料理です。鍋専用の溶けにくい南部せんべいを割り入れることで、だしの色とうまみがしっかりと染み込み、麸のようなモチモチとした食感が楽しめます。 発祥には諸説ありますが、江戸時代から作られていると言われています。現在では、料理用の南部せんべいをすき焼きなど他の鍋料理にも使うことがあり、幅広い食べ方で愛されています。 主な伝承地域:八戸市主な使用食材:せんべい、ねぎ、鶏肉、糸こんにゃく、板麩、ごぼう、凍み豆腐、人参、きのこ...»

大間のマグロ料理

黒いダイヤと呼ばれる最高級マグロを味わう

大間の近海は、マグロの餌となるイカやサンマが豊富なことから、マグロ漁場として名高く、最高級とされるクロマグロ(本マグロ)も、一本釣りで漁獲されています。 一般的に漁獲されるクロマグロは100キロ前後の7~8年ものですが、大間では600キロを超える超大型マグロが水揚げされることもあります。大間のマグロは、大きさだけでなく、質が良いことでも知られ、脂ののった秋が旬です。とろけるような脂の旨みと甘みを堪能することができます。 高価なことから「黒いダイヤ」とも呼ばれ、2019年の豊州の初競りで1匹3億3360万円の値が付いたほど。大トロ、中トロ、赤身の3色マグロ丼やお寿司など、様々なメニューを楽し...»

焼きイカ通りの焼きイカ

鯵ヶ沢の名所”焼きイカ通り”で、本場の生干しイカの旨みを堪能

日本海に面した鯵ヶ沢(あじがさわ)町は、海産物に恵まれた土地柄、イカやタイ、エビ、カニ、などが名産品にあげられ、なかでも有名なのが名産の生干しイカを香ばしく焼き上げた”焼きイカ”だ。味付けは塩のみというのが鯵ヶ沢町の主流だが、塩だけとは思えないほどの深い味わいが楽しめ、その秘密は、干しイカにする際、吹き付ける日本海の潮風が運ぶ天然のスパイスのおかげだということだ。 鯵ヶ沢町を縦断して海岸線を走る国道101号や、特に県道3号線のバイパスと旧街道の分岐点付近では、”生干しイカ”を焼いているお店が立ち並んでいるため「焼きイカ通り」とも呼ばれる。海岸線では、まるでカーテンのようにイカの生干しが並ぶ風...»

ホタテの貝焼き味噌

食材の旨味と味噌の優しい風味が体を芯から温める

ホタテの大きな貝殻に味噌と鶏卵を入れて焼いた料理で、ホタテの他に豆腐、カレイ、生ウニ、マツモ、岩のりなど好みの具材や旬の食材を入れて煮ると非常に美味しいです。 卵を入れた貝焼き味噌は青森県だけでなく広く見られますが、津軽ではお産の際に乳の出が良くなるといわれ、風邪に効くとしてよく作られる伝統料理です。今でも地元の台所には、大きなホタテの貝殻が置かれ、様々な料理に使われています。 主な伝承地域:下北地方、津軽地方主な使用食材:卵、カツオ節、焼き干し、板麩、味噌...»

十和田バラ焼き

これを食べれば人生もバラ色に

十和田バラ焼きは、醤油ベースの甘辛いたれで下味を付けた牛バラ肉と大量の玉ねぎを、ほどよく熱した鉄板に乗せ、玉ねぎがあめ色にしんなりするまで炒める料理です。 誕生は1950年代の隣町・三沢市の米軍基地前の屋台とされ、それが十和田市に伝わり、多くの飲食店や家庭で愛されるソウルフードとして定着しました。十和田バラ焼きを提供する店の大半は牛バラ肉を使っていますが、豚バラや馬バラ、羊バラなどのバリエーションもあります。甘辛だれがごはんにもビールにもよく合います。...»

津軽そば

大豆をつなぎに使用。そばと大豆の甘みがやさしい柔らかいそば

”津軽そば”は、箸で持ち上げると切れてしまうほどやわらかいのが特徴のそば。その発祥は、米が貴重な江戸時代に庶民からうまれたといわれており、蕎麦からタンパク質を摂取することで栄養の偏りを防ぐためにこのような独特の製法が生まれたとされている。 つなぎに大豆をすりつぶした呉汁を使うのが特徴で、その呉汁をそばがきに混ぜ合わせて生地が作られている。日持ちを良くするために「煮置き(麺をゆでて冷やす)」をするという工夫を加えた結果、コシがない”津軽そば”が完成したようだ。”津軽そば”は汁物をすするように食べるのが、そのスタイル。素朴なそばの風味と、大豆のほのかな甘さを、津軽の歴史を感じながら味わいたい。...»

黒石つゆ焼きそば

焼きそばソースとめんつゆの絶妙なハーモニー

つゆ焼きそばは、青森県黒石市で生まれたご当地グルメで、もちもちした食感の太平麺と甘辛いウスターソースで炒めた黒石独自の「黒石やきそば」から派生した料理です。通常の焼きそばにそばつゆやラーメンスープをかけて仕上げるユニークなスタイルで、今では黒石市を代表するB級グルメとして全国に知られるようになりました。...»

いかのすし

爽やかな酸味がイカの旨味を引き立てる

いかのすしは、青森県下北半島の大畑地域で古くから親しまれてきた伝統的な郷土料理です。名前に「すし」とありますが、一般的な寿司のようにご飯やもち米は入っていません。その代わりに、ボイルしたスルメイカ(または他のイカ)の胴体に、イカの足や塩漬けしたキャベツ、ニンジン、紅しょうがなどの具材を詰め、酢漬けにして仕上げます。さっぱりとした酸味がイカの旨味を一層引き立てる逸品です。...»

青森生姜味噌おでん

身体の芯まで温まるあったか~いおでん

「おでん」は、各地の風土や地元民の嗜好に根ざした、さまざまなおでん種、だし汁、つけだれがあります。青森市では、生姜をすりおろした味噌だれをたっぷりかけて食べる「生姜味噌おでん」が独自の食文化として愛されています。 これは、戦後の青森駅周辺で雨後の竹の子のように出来た屋台(闇市)で供されていたおでんに由来すると言われています。冬の厳しい寒さの中、青函連絡船に乗り込もうとする船客の体を暖めるため、ある屋台のおかみさんが味噌に生姜をすりおろして入れたのが始まりで、広まっていきました。 生姜味噌だれ特有の甘味とともに、身も心も温かさが伝わる庶民の味です。青森ならではのつぶ貝やたけのこなどもあり、豊...»

青森県